【マイルCS】セリフォス 連覇へ4拍子そろった!V直結データ満載

2023年11月14日 05:18

安田記念2着馬の同年マイルCS成績

 過去10年の傾向から勝ち馬に迫る「G1データ王」。今週は秋の最強マイル王決定戦「第40回マイルチャンピオンシップ」を徹底解析。今春新スタンドがオープンした京都の今年ラストG1。久々のG1制覇を目指すシュネルマイスターなど豪華メンバーが集まったが、データ班が導き出した結論は?

 ①馬齢&性別
 3歳が【3・1・2・30】(連対率11・1%)、4歳が【3・5・4・25】(同21・6%)、5歳が【3・3・4・53】(同9・5%)で、今年出走予定馬がいない6歳が【1・1・0・20】。優勝馬の数は3、4、5歳は互角に映るが、連対率&3着以内の馬券貢献率は4歳が断然。有力馬では4着以下の着外も多い「5歳」のシュネルマイスター、ソウルラッシュには試練か。ちなみに牝馬は【2・0・1・25】で2勝は20、21年連覇のグランアレグリア。同馬以外で牝馬で馬券圏内にきたのは昨年3着ソダシだけ。人気の一角、4歳牝馬ナミュールは年齢的にはOKでも、厳しいデータに見える。

 ②ステップ
 3着以内の全30頭は全て前走でJRAのG1、G2、G3を使っていた。オープン特別や地方交流重賞からの好走は皆無。グレード別はG1が【4・2・2・21】(連対率20・7%)、G2が【4・5・7・72】(同10・2%)、G3が【2・3・1・45】(同9・8%)。G3時代も含めた富士Sが【3・3・2・43】(連対率11・8%)で優勝馬の数は最多。毎日王冠が【2・2・2・20】(同15・4%)で連対率は上々。G1ではスプリンターズSが2勝、天皇賞・秋が1勝だが、今年はこの組が不在。安田記念から直行が【1・1・0・4】で連対率33%と好成績で15年優勝モーリス、20年2着インディチャンプが該当。

 ③外国人騎手
 JRA免許を保持するルメール(2勝)を含め、短期免許で騎乗した15年ムーア(優勝モーリス)、昨年レーン(優勝セリフォス)など、15年から昨年まで8年間、3着以内に最低1人は外国人騎手が名を連ねる。3着内率で目立つJRA所属騎手はM・デムーロが【1・2・0・3】で同50%、川田が【0・1・3・6】で同40%。

 ④生産
 シュネルマイスター、レッドモンレーヴなど4頭出走のノーザンファームが【5・3・5・44】と当レースも成績は上々。17年優勝ペルシアンナイト、昨年優勝セリフォスの追分ファームが【2・1・2・1】と抜群のレース相性。今年ソーヴァリアント、ジャスティンカフェと2頭登録の社台ファームは【1・4・1・23】で13年トーセンラーが優勝。

 ⑤結論
 連覇を狙うセリフォスだ。4歳+安田記念組+生産者の追分ファームとV直結のデータが満載。再コンビの川田とは2戦2勝。川田はマイルCSの勝ち星こそないが、18~21年まで4年連続で馬券圏内(3着以内)に好走している。好ステップの富士S組では4歳+牡馬の2着レッドモンレーヴ。大穴は当レースと好相性のM・デムーロ+毎日王冠組+3歳のエエヤン。 (データ班)

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