【京都2歳S】ルカランフィースト 距離延長と輸送克服でクラシック制覇の夢膨らむ
2023年11月21日 05:17 京都2歳Sに関東からルカランフィーストが参戦する。東京芝1800メートルの新馬戦は、好スタートから2番手。レースのラスト2F11秒0~11秒0の切れ勝負を、メンバー最速の上がり3F33秒6で差し切った。松山は「追ってからいい脚を使いましたし、強い競馬でした」と絶賛した。
前走後は山元トレセンで短期放牧を挟んで備えた。鹿戸師は「(15日の1週前追いは)稽古を走る相手と併せ、しまい重点で動いていた。レースの週にちょうど良くなりそう。順調」と目を細めた。新馬戦について「やや余裕のある体だったけど、上手に競馬をしていた。思った以上に最後もしっかり頑張っていた」と高評価する。
母ゴージャスランチも鹿戸厩舎に在籍したゆかりの血統。通算4勝を挙げ、18年ローズS4着、秋華賞8着など重賞にも挑んだ。指揮官は「お母さんと凄く似てます。体つきなんかはそっくり。お母さんはカーッとなるタイプだったけど、この子は落ち着いています。その分、距離が長くなってもこなしてくれると思う」と1F延長克服にも前向きだ。関西への長距離輸送もクリアしてV奪取なら、クラシック制覇の夢が膨らむ。