イクイノックスのルメール自信満々「世界一の馬ですから」26日にジャパンC

2023年11月21日 18:59

ルメール

 世界最強を再び証明してみせる。今月26日に行われるジャパンC(東京芝2400メートル)はG1・5連勝中のイクイノックス(牡4=木村)が不動の主役だ。先月29日の天皇賞・秋(東京芝2000メートル)が衝撃のパフォーマンス。ルメールの自信は3冠牝馬リバティアイランドと激突するこの舞台でも揺らぐことはない。

 ルメールのイクイノックスへの信頼は絶大だ。競馬ファンが胸を躍らせるリバティアイランドとの初対決にも強気だった。「彼女は今年負けていなくてパーフェクトだし、瞬発力も凄い。イクイノックス(の重量)が58キロで彼女は54キロ。4キロ差は大きい」と警戒しながらも「世界一の馬ですから。勝つ自信を持って乗りたいです」と言い切った。

 昨年の天皇賞・秋から有馬記念、今年に入ってもドバイシーマクラシック、宝塚記念、そして前走の天皇賞・秋でG15連勝。もう手がつけられない。
 
 前走は逃げたジャックドールが刻んだ前半57秒7のハイペースを3番手で追走。直線で脚色が鈍った先行2頭を余裕たっぷりにかわすとさらに加速。先頭に立つとどの馬も抜かせない。後方からジャスティンパレス、プログノーシスが追い込んでももうセーフティリードだ。2馬身半差快勝で刻んだ走破時計は驚がくの1分55秒2。「スタートが良かったし、3番手でずっといいリズムでした。あのペースでもまた加速することができて素晴らしいパフォーマンスでした」と絶賛し「体も大人になって強くなってきました」。さらに凄みを増している。
 
 あえて不安点を探すならレコード勝ちの反動、これまでで最も間隔が短い中3週がどうかだが、主戦は意に介していない。「前走は休み明けでフレッシュでした。凄い走りたい気持ちが出ていたから短い距離が良くて2000メートルがちょうどいいと思いました。今度は2走目になりますし、もう少しリラックスしていると思うので、2400メートルがいいですね」と、秋2戦目での距離延長をプラスに捉えている。

 2走前の宝塚記念のレース後には「阪神の内回りはトリッキーなコース。難しい挑戦だったけど、次はもっと楽な競馬ができると思う」と秋を見据え、前走後には「東京は直線が長いしコーナーも回りやすくてちょうどいい」とコース相性の良さを口にした。今週末、世界一の強さを府中で再び見せつける。

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