【ホープフルS】武豊 センチュリボンドで全G1制覇へ 陣営「お任せします」

2023年12月26日 05:29

センチュリボンド

 暮れの中山でもう一度、ユタカ・コールが沸き起こるか。センチュリボンドはデビュー2戦で騎乗した武豊が手綱を取る。鞍上はドウデュースとのコンビで挑んだ有馬記念で感動の復活V。25日朝、担当の蟹江助手は「昨日のレースはすげぇーと思って見ていました。うまく乗ってくれますし、豊さんにお任せします」とレジェンドに託す。武豊はホープフルSを勝てばJRA・G1完全制覇となる。

 鞍上とのコンビで札幌の未勝利戦を勝ち上がり、前走・黄菊賞はルメールを背に連勝を飾った。同助手は「一戦ごとに競馬を覚えている。スタートも早くて操縦性が高いし、みんな乗りやすいと言ってくれますね」。先行して最後までしぶとく粘れるのが持ち味だ。

 24日の最終追いはCWコース併せ馬でラスト1F11秒5の好時計。「前走後もダメージはなかったし先週で馬体重は474キロ(前走と同じ)。札幌の時と比べれば体は増えていますし成長分でしょうね。変わらず、いい調子ですよ」。初めてとなる中山遠征に向けても「何も手のかからない馬で輸送も慣れていますしね」と不安なく送り出す。23年のJRAラストG1も前人未到の記録が懸かるレジェンドが締めくくる。

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