【京都金杯】アヴェラーレ 反撃へ最終調整、得意の得意の千六でいざG1戦線へ
2023年12月30日 05:23 今夏の関屋記念で重賞初制覇を飾ったアヴェラーレが、マイル戦線でのさらなる飛躍を誓って新年最初の重賞に臨む。前走スワンSは1番人気に支持されながら、直線伸び切れず0秒5差の7着止まり。騎乗した川田は「ゲートを我慢してくれて、ある程度のリズムでは走ることができた。直線も動いてはくれているんですが…」と振り返ったが、現状では千四の流れが合わなかった印象だ。
この中間は放牧を挟み、Wコースで3本の追い切りを消化。20日はラスト1F11秒2、27日には同11秒3と切れ味鋭い走りを見せている。太田助手は「長めからしっかり時計を出して、ペースを上げていく段階。毛ヅヤも良くなってきたし、年明けの競馬に向けて、このまましっかり調整していきたい」と意気込む。
母アルビアーノは15年フラワーCを制覇。今や東のトップステーブルとなった木村厩舎に、初の重賞タイトルをもたらした。その直子だけに思い入れも強い。母はG1ではNHKマイルC2着、高松宮記念3着と、あと一歩届かなかった。母の無念を晴らす意味でも、胸を張ってG1戦線へと向かうために、好スタートを決めたい。