ドゥラメンテ 総合リーディングサイヤー初戴冠、ルメールは圧巻2冠 JRA各部門リーディング

2023年12月30日 05:05

総合リーディングサイヤー

 23年中央競馬の全日程が28日に終了し、29日に各部門リーディングが発表された。28日に先行発表があった騎手、調教師のほか、馬主、生産者、サイヤー3部門(総合、2歳、BMS=母の父)の7部門。大きな変化があったのは総合リーディングサイヤーで、今年はドゥラメンテが初の栄冠に輝いた。

 《総合リーディングサイヤー》総合リーディングサイヤーはドゥラメンテが初の首位。リバティアイランドなどでG1・5勝。今年未勝利ながらG1・4戦でオール3着内キープのスターズオンアースの堅実さも光った。イクイノックスなどが活躍したキタサンブラックが6位で初のトップ10入り。

 《2歳リーディングサイヤー》2歳リーディングサイヤーはキズナが初の首位。重賞勝ちこそなかったが芝1600~2000メートルでコンスタントに勝ち馬を出した。新種牡馬ではいきなりG1馬(レガレイラ=ホープフルS)が誕生したスワーヴリチャードが小差の3位に食い込んだ。

 《ブルードメアサイヤー》ブルードメアサイヤー(BMS=母の父)はディープインパクトが、3年連続首位だったキングカメハメハを抑え初戴冠。総合部門では首位から陥落したが、今後は母父として君臨の構え。マンハッタンカフェはタスティエーラなどの活躍で前年11位から躍進。

 《生産者》生産者部門は今年もノーザンファームが他を圧倒し13年連続の首位。圧巻だったのは3歳世代。タスティエーラ(ダービー)、ドゥレッツァ(菊花賞)、リバティアイランド(牝馬3冠)で、クラシックパーフェクト制覇へあと一歩の大活躍だった。イクイノックス(宝塚記念&天皇賞・秋&ジャパンC)、ドウデュース(有馬記念)、ソングライン(ヴィクトリアM&安田記念)ら古馬勢の活躍も目立ち、アスコリピチェーノ(阪神JF)とレガレイラ(ホープフルS)で2歳G1も2勝。来年に向けても盤石の布陣と言える。

 《馬主》馬主部門は依然として社台系クラブ法人が上位を独占。サンデーレーシングは7年連続で首位を堅持した。牝馬3冠のリバティアイランド、ヴィクトリアM&安田記念を制したソングラインなどG1・8勝。G2、G3でも活躍が光り、重賞16勝をマークした。キャロットファームは昨年より1ランクアップの2位。タスティエーラがダービー、ドゥレッツァが菊花賞を制し、クラシック2勝と意地を見せた。3位の社台レースホースはソールオリエンス(皐月賞)、ジャンタルマンタル(朝日杯FS)などで存在感を示した。

 《騎手》騎手部門は165勝を挙げたクリストフ・ルメール(44)が2年ぶり6度目の頂点。イクイノックスで宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンCを制すなどG1・7勝。年内最後のG1ホープフルSでは、レガレイラでG1通算50勝目を達成した。総賞金は驚きの50億円超え。最多勝利&最多賞金の2冠に輝いた。2位の川田将雅(38)はJRA史上初の勝率3割超え(・305)。126勝を挙げた横山武史(25)は関東トップで総合3位に。坂井瑠星(26)は初の年間100勝を達成し、7位(107勝)に食い込んだ。

 《調教師》調教師部門は55勝を挙げた杉山晴紀師(42)が開業8年目で初のリーディングを獲得した。ジャスティンパレスで阪神大賞典、天皇賞・春を連勝。デアリングタクトで制した20年秋華賞以来、約2年半ぶりのG1制覇を成し遂げた。エルトンバローズでも重賞2勝(ラジオNIKKEI賞&毎日王冠)を挙げるなど、飛躍の一年となった。昨年首位の矢作芳人師(62)は51勝で惜しくも2位。4位の木村哲也師(51)は、高勝率(・209)で総賞金18億円超え。関東を引っ張るトレーナーとして、さらなる活躍に期待が懸かる。

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