ドバイシーマクラシック出走のリバティアイランド 川田「世界にお見せできたら」

2024年3月27日 20:13

芝コース単走で追い切るリバティアイランド(撮影・坂田 高浩)

 ドバイ国際競走の出走馬が27日、メイダン競馬場で最終追いを行った。

 ドバイシーマクラシック(30日、芝2410メートル)に出走するリバティアイランド(牝4=中内田、父ドゥラメンテ)はメイダンの芝コース単走で川田を背にリズム良く駆け抜けた。

 鞍上は「彼女自身が初めて芝コースに入って、周りの景色を確認しながら、それでも自分でしっかり進んで行きながらの追い切りでした。順調に回って来れました」と話した。 

 2歳女王として迎えた昨年は同世代の牝馬同士では敵なしとばかり、圧巻のパフォーマンスでG1勝利を積み上げてきた。ただ前走のジャパンCはイクイノックスの4馬身差2着。川田は「イクイノックスは日本史上一番強いと僕自身は思っているので、その馬にトライできたという経験は非常に大きな財産となっています」と振り返り、敗戦を糧としてさらなる飛躍につながることを期待した。

 シーマクラシックで一昨年のシャフリヤール、昨年のイクイノックスに続く日本調教馬3連覇なるか。「初めての海外遠征で無事に競馬を終えることが大事ですけど、彼女の走りを世界にお見せできたら」と静かに闘志を燃やしていた。

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