【大阪杯】2着ローシャムパーク 戸崎「スピードの乗りが悪かった」
2024年4月1日 05:25 2着に敗れたローシャムパークの戸崎は表情をゆがめ、検量室に引き揚げた。イメージ通りにはいかなかったが全力は尽くした。ビハインドを克服しての首差。名手は天を仰いだ。
「内枠だったからゲートが決まれば前に行こうと思っていた。が、スピードの乗りが悪かった。捲りに切り替えてからはいい感じに上がって行けたが…」
ゲートは五分に出たが行き脚がつかず、置かれて後方4番手。しかし戸崎は冷静だった。2コーナー過ぎ。大胆な捲りで外めを押し上げ、3コーナーでは2番手先行のベラジオオペラに並びかけ、一騎打ちに持ち込む。「手応えは良かったが、最後は勝ち馬と脚色が同じになって後ろにも詰められた。これで良かったのか」と肩を落とした。
G1で通用の力は証明したが課題も見えた。田中博師は「うまくジョッキーが誘導してくれて最後は甘くなったが強い競馬。着差が着差だけに悔しいが、これでまた強くなると思う」と前を向き、桜がほころび始めた阪神を後にした。