02年皐月賞V ノーリーズン死す 25歳 「ウマ娘」でも人気 鹿頭ステーブル代表悲痛「大変残念」
2024年5月8日 10:37 2002年皐月賞優勝のノーリーズン(牡、父ブライアンズタイム)が、7日に死んだ。25歳だった。ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(JAIRS)が伝えた。
JAIRSは8日にノーリーズンの訃報を伝えた。また、現繋養者であった鹿頭ステーブル(福島・南相馬市)の鹿頭芳光代表もコメントを発表。「2014年11月から当場で繋養させてもらいました。こちらに移動してからは、大きな怪我や病気もなく元気いっぱいに過ごしていたので大変残念でなりません」と悲痛な思いを吐露。
続けて「人気ゲームの『ウマ娘』に選んで頂いたり、ファンの方々から『生牧草バンク』を通じて牧草を送って頂いたり、多くのファンの方々に支えられてここまできました。この場をお借りして、今までご支援頂いたファンの皆様に感謝申し上げます」と、ファンへの感謝を記した。
ノーリーズンは通算12戦3勝(重賞1勝)。02年皐月賞では15番人気ながら初騎乗となるブレット・ドイルの好騎乗もありG1初勝利。同年の菊花賞では1番人気に支持されたが、スタート直後につまずき騎乗の武豊が落馬して競走中止に。その後屈腱炎を発症し休養を経て、04年に現役を引退し種牡馬入り。代表産駒にキスミープリンス、ラブリーフェイス。10年に種牡馬引退し、相馬野馬追の騎馬隊としての活躍や「ウマ娘 プリティーダービー」にも登場するなど、幅広く愛された。