【顕彰馬選定記者投票】コントレイル、キングカメハメハの2頭が殿堂入り
2024年6月4日 14:11 JRAは4日、24年度の顕彰馬選定記者投票の結果を発表し、コントレイルとキングカメハメハの2頭が選定された。
コントレイルは有効投票数176票のうち152票(得票率86.4%)を獲得、キングカメハメハは143票(81.3%)で、選定基準の4分の3以上(132票以上)を得た。以下、オジュウチョウサン102票、ブエナビスタ45票、モーリス39票。昨年アーモンドアイに続く殿堂入りとなった。
コントレイルは競走馬登録抹消から1年が経過した昨年から選定対象馬になったが、昨年は有効投票数207票のうち155票(得票率74.9%)で選定基準の156票に1票、届かなかった。
現役時代は19年9月15日にデビューし、新馬、東京スポーツ杯2歳S、ホープフルS、20年皐月賞、日本ダービー、神戸新聞杯、菊花賞と無敗7連勝で史上8頭目のクラシック3冠制覇(無敗は84年シンボリルドルフ、05年ディープインパクトを合わせて3頭)を達成。その後はジャパンC2着、21年大阪杯3着、天皇賞・秋2着に敗れたがジャパンCで有終の美を飾り、引退後は社台スタリオンステーション(北海道安平町)で種牡馬入りした。初年度産駒は順調なら来夏以降にデビューする。
▽コントレイル 父ディープインパクト、母ロードクロサイト(母の父アンブライドルズソング)、17年4月1日生まれ、牡7歳、現役時代は栗東・矢作厩舎所属、馬主・前田晋二氏、生産者・北海道新冠町のノースヒルズ、戦績11戦8勝、うち重賞7勝、総獲得賞金11億9529万4000円、馬名の由来は飛行機雲。
▽顕彰馬 84年に日本中央競馬会30周年記念事業として制度が発足。中央競馬の発展に多大な貢献があった馬の功績を称え、表彰する「競馬の殿堂」。99年までは顕彰馬選考委員会の審議により選定。00年以降は報道関係者の投票で全体の4分の3以上の得票で選定されている。顕彰馬のブロンズ像が東京競馬場内の競馬博物館に展示される。昨年までに選定された顕彰馬はクモハタ、セントライト、クリフジ、トキツカゼ、トサミドリ、トキノミノル、メイヂヒカリ、ハクチカラ、セイユウ、コダマ、シンザン、スピードシンボリ、タケシバオー、グランドマーチス、ハイセイコー、トウショウボーイ、テンポイント、マルゼンスキー、ミスターシービー、シンボリルドルフ、メジロラモーヌ、オグリキャップ、メジロマックイーン、トウカイテイオー、ナリタブライアン、タイキシャトル、エルコンドルパサー、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、オルフェーヴル、ロードカナロア、ジェンティルドンナ、キタサンブラック、アーモンドアイの35頭。