【佐賀・第4回佐賀ユースカップ】30日発走 トレベルオール佐賀重賞初Vへ! 予想印を公開

2024年6月29日 12:00

顔ぶれ的にも安定感は一枚上のトレベルオール

 佐賀競馬初夏の3歳スピード王決定戦にあたる重賞「第4回佐賀ユースカップ」(距離1400メートル・1着賞金500万円)が30日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。前2大会はシウラグランデ、ブレイブアモーレが1番人気に応えたが、今年は実力拮抗しており多くの馬にVチャンスがある。

 ◎⑨トレベルオール 昨年10月北海道から佐賀へ。佐賀では9戦して4勝に2、3着が2回ずつ、4着1回と奮闘している。2月重賞デビューとなった1400メートルの「飛燕賞」は中団後ろから押し上げ、しまい外から強襲。トゥールリーに半馬身差の2着と見せ場を作った。続く2ハロン延長の3歳3冠第1弾4月「佐賀皐月賞」も「飛燕賞」に近い競馬で3着と善戦し前走初の2000メートルの3歳3冠第2弾「栄城賞」は中団で競馬を進め、しまい追い込んで3着に入った。今回の顔ぶれなら安定感は一枚上とみる。

 ◯⑦トゥールリー 昨年9月2歳「九州ジュニアチャンピオン」で重賞初Vを飾り、今年3歳初戦の1月3歳新設重賞「佐賀若駒賞」は1750メートルを絶妙なペースで押し切って重賞2V。続く2月3歳「飛燕賞」は3番手で競馬を進め3コーナー過ぎに先頭に立つと後続を完封し重賞3Vを達成。4月「佐賀皐月賞」と前走5月「栄城賞」は好位からVを狙い2番手で最終コーナーに入ったが、どちらもしまい伸びを欠いて4着。それでも出脚は間違いなく上位で距離が3ハロン短縮する今回は持ち味を存分に発揮するか。

 ▲⑩フークファンタジー 2歳重賞は昨年10月「ネクストスター佐賀」&「カペラ賞」、12月「フォーマルハウト賞」に出走。馬券に絡めなかったが、3歳重賞1月「佐賀若駒賞」は逃げるトゥールリーを終始追う形から持ったまま2着に入った。続く前走同月の四国・九州地区交流3歳牝馬重賞「花吹雪賞」は佐賀勢最高位の3着。4月「佐賀皐月賞」、5月「栄城賞」は壁が厚かったが、前走6月1400メートルの3歳特別「スターマイン特別」は快勝。前走と同距離戦で前記両雄に食い下がるかに注目だ。

 ☆④ムーンオブザサマー 昨年7月のデビュー戦から土つかずの3連逃を演じて9月「九州ジュニアチャンピオン」で重賞デビュー。4連逃を狙ったが、トゥールリーに捕まり2着。続く10月「ネクストスター佐賀」は2番手から早めに先頭に立つが現在佐賀3歳最強のウルトラノホシにかわされ2着。その後2歳特別の1400メートル戦も逃げ切りを図るが2着。半年間の休養を経て5月Bクラスの1300メートル戦は4着と初めて馬券圏外に終わったが、同月前走Bクラス1300メートル戦は勝ち馬から1馬身差の2着と見せ場を作った。上昇傾向にあり、さらなる変わり身も期待できる。

 △②グッドタイミング 昨年6月デビュー戦を飾り3戦目の9月「九州ジュニアチャンピオン」はトゥールリー、ムーンオブザサマーに続く3着。続く10月「ネクストスター佐賀」4着後、7カ月の休養に入った。4月に実戦に復帰し2戦目の「栄城賞」トライアルレースである1800メートルの「鯱の門特別」を軽快に制したが、「栄城賞」には出走しなかった。前走6月フークファンタジーが勝利した「スターマイン特別」は3着。前々で粘れる能力は高く侮れない。

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