【函館記念】ホウオウビスケッツ勢い本物!初重賞制覇へ自信

2024年7月8日 05:05

ホウオウビスケッツ(撮影・千葉茂)

 函館開催最終日を飾るのは「第60回函館記念」(14日)。混戦ムードのハンデ重賞、中心は巴賞勝ちから挑むホウオウビスケッツだろう。その巴賞はオニャンコポン、グリューネグリーン、エミューなど多数の重賞馬が顔をそろえた一戦。ハナで後続を競り落とすペースを刻み小細工なしの完勝を決めた。早くから頭角を現した素質馬が完全に勢いを取り戻している。

 G1の天皇賞・春(14着)では敷居が高かったチャックネイトだが、G3なら話は別。アルゼンチン共和国杯(3着)、AJC杯(1着)で示したスタミナをここでも証明する。その他にも昨年札幌記念2着が光るトップナイフ、天皇賞・春(6着)で善戦したサヴォーナ、2年前の覇者ハヤヤッコ、イレ込んだ大阪杯(16着)で力を発揮できなかったリカンカブールなどがエントリーしている。

 ホウオウビスケッツは前哨戦・巴賞を鮮やかな逃げ切りV。昨春のダービー(6着)で小差で頑張った実績馬が本格化してきた。中尾助手は「巴賞が強い競馬でした。洋芝も合っていましたし、結構繊細な面があるので滞在競馬が合うかもしれません。距離延長も問題ないので楽しみです」と悲願の重賞初Vに手応え。巴賞→函館記念連覇なら、05年エリモハリアー以来、19年ぶりとなる。

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