【セレクトセール】1歳セリ落札総額レコード更新、吉田勝己氏「国境がなくなるような時代が来る」
2024年7月8日 21:10 日本最大級の競走馬セール「セレクトセール2024」が8日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開幕し、初日は1歳部門が実施された。
1歳セリの落札価格総額はレコード(23年133億6500万円)を更新する144億9700万円。上場馬233頭のうち224頭が落札され、落札率は96.1%。午前10時にスタートし、午後7時過ぎまでセリが続いた。
ノーザンファームの吉田勝己代表は「(購買者の)登録人数が多くなり、新しい方もたくさん来られたので盛り上がると思いました」と回顧。外国人の購買者が増え、7頭が落札された。「やる気満々で随分、競ってくださった。日本で競馬に使う方も増えると思うし、国境がなくなるような時代が来ると思います」と今後を見据えた。
価格に注目すると1億円超えが32頭。平均価格は6472万円だった。「全体のレベルが上がり、その中でもエピファネイア産駒が凄く良かったと思います。今の1歳はデアリングタクトやエフフォーリアが(G1を)勝った後でしたしね」と評価。9日の当歳セリに向けて「凄い馬がそろっているので、いいセリになると思います」と展望した。