【中京記念】セルバーグ 連覇へ昨年から舞台替わりも大丈夫!陣営「自分のリズムで運べれば粘り強い」

2024年7月17日 05:16

セルバーグ

 小細工なしのスピード勝負で連覇を狙う。逃げ馬セルバーグは中京マイルで行われた昨年の当レースが8番人気の低評価を覆す鮮やかな逃げ切りで重賞初V。五分のスタートから二の脚がついてハナを奪うと、最後まで後続を寄せつけなかった。担当の東厩務員は「多少、ペースが速くなっても自分のリズムで運べれば粘り強い。今回もそこに尽きる」と同型との兼ね合いをポイントに挙げた。

 今年は小倉芝1800メートルに舞台が替わる。大逃げを打った3走前の小倉大賞典では前半1000メートルの通過が57秒2のハイペースを内ラチ沿いで粘りに粘って3着。当地初参戦で存在感を示した。「今までコーナー4つの経験がなかったので心配したけど問題なかった。平たんならテンからスピードの乗りが違う」と小倉適性を強調する。

 前々走の新潟大賞典はスタートでつまずいて、不完全燃焼の12着。東京芝1800メートルの前走エプソムCは大外8枠18番からジワリと逃げたが、府中の直線は長かった。それでも3着とは0秒1差の7着だから悲観する内容ではない。「最後まで頑張ろうとする気持ちは見えた。バッタリは止まっていない」と前を向く。

 前走後は短期放牧でリフレッシュした。1週前追いは和田竜を背にCWコース単走でしっかり負荷をかけて、6F81秒4~1F11秒3。16日は坂路を駆け上がった。東厩務員は「いつもの感じで調整をこなせている。最終追いはしまいを伸ばす程度でいい」と暑さの影響はない。勝てば12&13年フラガラッハ以来11年ぶり史上2頭目の連覇。持ち味を最大限に生かせる小回り平たんで逃げスタイルを貫く。

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2024年7月17日のニュース