（13）スピーディキックを主役に指名する。前走・スパーキングレディーカップは中団のインからじわじわと伸びて4着。久々の実戦かつJRA勢が相手だったことを考えれば悪くない内容だった。今回は叩いた上積みが見込める上、地方馬限定で相手関係が緩和。馬群に包まれる心配の少ない8枠13番も好材料だ。持ち前の強烈な決め手で昨年12月以来の白星をつかみ取る。

　昨年の覇者スマイルウィが逆転を狙う。ダートグレードでも好走歴があり、地方馬同士なら格上の存在。5カ月のブランクを地力で克服する可能性は十分にある。末脚堅実なフォーヴィスムも外せない一頭。ここに向けて上昇ムード漂うリンゾウチャネルに要注意。

　▼フォーヴィスム（内田師）前走後も順調に来たし仕上がり良好。マイルの距離もいいし期待している。

　▼ポリゴンウェイヴ（小久保師）状態はだいぶ持ち直してきている。古馬との対戦にも慣れてきた。もっとやれる力はあるし、実績のある川崎マイルで頑張ってくれるはず。

　▼ブラックストーム（佐宗師）前走はいい勝ちっぷりだった。状態もいいので初距離、初コースを克服してくれれば。

　▼ボンディマンシュ（藤田師）前走の走りからマイルでもやれそう。暑さも気にせず中間も順調に来たし、自分のリズムで競馬ができれば楽しみ。

　▼ランリョウオー（小久保師）大井だと重量を背負わされるのもあってここへ。間隔を空けて追い切りの動きは良かったし、状態も戻ってきている。川崎マイルにも実績があるし、力を出し切れば巻き返せていい。

　▼ゴールドホイヤー（岩本師）前走より仕上がりはいいが、正直もう一本早い時計が欲しかった。この相手でどこまでやれるか。

　▼アランバローズ（林正人師）いい頃の気力が戻ってきている。前走は相手が強かったが、今回は地方馬同士。自分の競馬ができればチャンス。

　▼アドマイヤルプス（渡辺和師）実績は十分だけどまだ体が緩い感じ。今回はブリンカーを着用して気合を乗せてみる。次につながるレースができれば。

　▼リンゾウチャネル（荒山師）前走は仕上がり途上で2着。上積みがあるし、昨年2着のレースなので頑張ってほしい。

　▼ブルベアイリーデ（鈴木義師）体が柔らかくなって仕上がりはいい。ここなら砂をかぶらない位置でレースもできそう。

　▼スマイルウィ（張田師）条件は悪くないが、休み明けで一回使ってからかな。

　▼モダスオペランディ（田中守師）去年の今の時期はしんどそうだったが今年はこの暑さも苦にしていない。しまいは確実に脚を使ってくれる。直線は高知より長いし、うまくさばいて上位に来られないかな。

　▼スピーディキック（藤原師）暑さがどうかだが見た目はいい状態。コース適性もあるし、あとは鞍上がどうさばいてくれるか。

　▼トランスナショナル（沖田師）追い切りは動いたし出来は悪くない。地元で使うとどうも太るので、輸送をすることで馬体が絞れてくればと思う。あとはマイルでどうかだけ。