【盛岡11R・ジュニアグランプリ】道営キングミニスター 力量上位

2024年8月25日 09:30

強敵相手に戦ってきたキングミニスター(手前)が一枚上の力を発揮(ホッカイドウ競馬提供)

 馬場コンディション悪化により芝からダートに替わった地方交流重賞。4頭参戦する道営勢から(6)キングミニスターを中心視。デビューから3戦全て1700メートルを使われて1、4、2着。勝ち星は新馬戦のみだが続く2戦の勝ち馬は先日の重賞・ブリーダーズゴールドジュニアカップでワンツーを決めた。強敵相手に戦った経験は大きく、このメンバーなら力が一枚上とみる。

 逆転候補は地元岩手のサウザンドマイル。ハイペースの流れに応じた前走が強い勝ちっぷり。相手は強化するが互角以上の競馬も期待できる。クリムゾンジュエルに要注意。門別のデビュー戦を逃げ切るも、その後2戦はさっぱり。陣営は逃げ宣言しており楽にハナを奪えるようなら面白い。直線長い盛岡で末脚生きるキングリーエアー、距離延長がプラスになりそうなキエティスムも侮れない。

 ▼キエティスム(田中淳師)これまで競馬を教えるために短いところ(1000~1200メートル)を使ってきた。ワンターンのマイル戦だし面白そう。

 ▼サウザンドマイル(斎藤雄師)状態は高いレベルで安定している。マイルも前走で経験しているし勝つつもりで挑む。初対戦となる道営勢との力関係は分からないが、ハイペースを追いかけて勝った前走がいいレースだったし、岩手の大将格として、ぶざまなレースにはならないと思う。

 ▼キングリーエアー(斉藤正師)前々走で1700メートルに使ったが不完全燃焼に終わってしまった。しまい伸びていた前走だけど直線が短い感じだった。芝からダートに替わったマイル重賞で楽しみにしている。

 ▼ウロンブランカ(飯田弘師)順調に来ているし、この馬の力は出せると思う。ただ相手はそろったし胸を借りるつもりで頑張る。

 ▼キングミニスター(田中淳師)近2走の勝ち馬は22日の門別重賞で1、2着。これまで強いメンバーと戦ってきたからね。メンバーが手薄になる今回は当然、勝ち負けを意識している。

 ▼タカマキフォー(佐藤祐師)体調は戻っているが取り消し明けの不安はあるね。この時期は門別の馬の完成度が高いけど、何とか格好をつけてほしい。

 ▼クリムゾンジュエル(角川師)盛岡のマイルなら初距離は問題ないと思う。逃げ切った新馬以降の2戦は砂をかぶったらレースをやめてしまっている。盛岡ならゲートを出てから直線が長いし、今回は何が何でもハナを切ろうと思っている。逃げられればチャンスはあるんじゃないか。

 ▼エムティラグーン(伊藤忍師)短い距離の方がいい馬だけに前走のように我慢させる競馬をさせるつもり。相手も強いし次につながる競馬ができれば。

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