【大井競馬 ゴールドジュニア】8番人気ランベリーが重賞初制覇 矢野「よく伸びてくれた」

2024年9月10日 21:15

ゴール前の混戦を制したランベリー(左)

 2歳重賞の「第5回ゴールドジュニア」が10日、大井競馬場で行われた。8番人気の伏兵ランベリーが直線で抜け出し優勝、重賞初制覇を飾った。同馬と2着オーシンレーベンに「第57回ハイセイコー記念」(11月6日、大井、S1)への優先出走権が与えられた。

 4コーナーをクリアしての直線入り口。逃げたラブミーメアリーを目標に5頭が襲いかかる激しい展開。位置取りも厳しい中、矢野はユーロジータビートとムサシエクスプレスの間にできた狭いスペースに突っ込んでいった。そこをこじ開けると残り200メートルから右ステッキの連打。内のラブミーをかわすと外のオーシンレーベンも振り切ってVゴールに飛び込んだ。

 「爆発力はこのメンバーでも劣ってないと思っていたし、窮屈な競馬になったがよく伸びてくれた」と矢野は満足感たっぷりの表情で振り返った。

 17年のサンタアニタトロフィー(ゴーディー)以来5つ目の重賞タイトルとなった赤嶺本師も喜色満面。「ゴーディーと同じ馬主さんの馬で勝てて良かった。今後は権利を獲ったS1から年末の東京2歳優駿牝馬へ行きたい」とローテーションを明かして、さらなる飛躍を誓った。

 ▽ランベリー 父モーニン 母アクティフ(母の父ファスリエフ) 牝2歳 大井・赤嶺本浩厩舎 馬主・武仲勝氏 生産者・北海道新ひだか町の平野牧場 戦績5戦2勝 総獲得賞金1932万円。

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