【佐賀・第7回佐賀オータムスプリント】20日発走 テイエムフォンテ念願の重賞初Vへ! 予想印を公開

2024年10月19日 12:00

近況は2連逃と気配がいいテイエムフォンテ

 古馬短距離路線の秋祭りにあたるスプリント重賞「第7回佐賀オータムスプリント」(距離1400メートル・1着賞金400万円)が20日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。大きな実力差はなくV争いは熱を帯びそうだ。

 ◎④テイエムフォンテ 21年10月阪神芝でデビュー。以降はダート主体も芝、障害レースにも出走。中央時代は22年8月地方交流の園田3歳特別1400メートル戦、23年1月中京1800メートル戦とダートで2勝を挙げた。今年6月に佐賀に転入。転厩初戦の1400メートル戦を圧勝すると続く7月1750メートルのB級特別も制し7月1400メートル「吉野ヶ里記念」で重賞デビュー。中団前辺りで競馬を進め、ロングスパートからしまいグッと伸びて逃げたテイエムフェローに2馬身差に迫る2着と善戦した。9月1400メートル指定交流重賞「サマーチャンピオンJpnⅢ」は10着に終わったが、同月の前々走1750メートルのB級特別、前走1400メートルのA2級戦を2連逃。好出脚を発揮してスムーズに先頭で運べれば念願の重賞初Vが見える。

 ◯⑩テイエムサウスダン 19年6月阪神でデビュー。同年11月園田「兵庫ジュニアグランプリJpnⅡ」、21年には3月高知「黒船賞JpnⅢ」、9月浦和「オーバルスプリントJpnⅢ」、12月園田「兵庫ゴールドトロフィーJpnⅢ」と1400メートルの中央・地方交流重賞を4V。そして22年1月には中央重賞の東京1400メートル「根岸SGⅢ」を制覇し続く2月東京1600メートル「フェブラリーSGⅠ」では2着に入った。23年は中央、地方重賞で着外が続き今年佐賀へ身を移してきた。5戦目の5月1400メートルA1・A2特別で1番人気に応え佐賀初勝利をマーク。その後2戦、2勝目は挙がらず一頃の勢いは感じないが、実績は断トツで怖い。

 △②グローリー 21年暮れ中山でデビューし1勝を挙げ22年夏、佐賀に転入。佐賀では前走まで1300~1800メートル戦で10勝をマークしている。重賞経験はまだ3回でVはないが、昨年12月1800メートル「中島記念」は勝ったヒストリーメイカーには及ばなかったものの、しまい力強く追い込んで2着と猛アピールに成功している。今年1400メートル戦で白星はないが、7月準重賞、2走前の9月A1特別で2着に食い込んでおり一発を秘めている。

 ☆⑧テイエムヒマラヤ 21年11月阪神でデビュー。短距離路線を歩み1000メートル、1200メートルで1勝ずつをマーク。昨年10月佐賀に移籍してきた。佐賀では前走までに1300メートル戦1勝、1400メートル戦を2勝。前走9月900メートルのA1・A2特別は3、4コーナーを2番手で回り逃げ切ったロンドンテソーロから0秒3差の3着。テイエムサウスダン、ナンヨープランタンには先着し見せ場を作った。重賞初挑戦でも侮れない。

 △⑥ナンヨープランタン 17年6月函館でデビューしてデビュー戦を含め芝で3勝をマークした。21年5月東京3勝クラスの「BSイレブン賞」からダートに転向。ダートでは勝ち星が挙げられないまま今年5月に新天地の佐賀へ。佐賀でも前走まで5戦して白星獲得には至っていないが、6月1400メートルのA1特別では2着テイエムサウスダンからハナ差の3着。うまく上がりの脚を使うことができれば佐賀&ダート初勝利が重賞初Vとなることもあり得る。

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