【佐賀・第26回九州大賞典】23日発走 アエノブライアン重賞2度目Vへ! 予想印を公開

2024年11月23日 12:00

前走は独り旅で圧勝するなど力があるアエノブライアン

 佐賀競馬古馬長距離路線重賞ベストステイヤー決定戦「第26回九州大賞典」(距離2500メートル・1着賞金600万円)が24日7R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。1着馬には来年2月6日に予定されている佐賀2大レースの一つ、指定交流重賞「佐賀記念JpnⅢ」への優先出走権が付与される。今年は実力が拮抗しており激戦の様相を呈する。

 ◎⑩アエノブライアン 20年9月大井でデビュー。大井では1600メートル戦3勝、1800メートル戦で4勝をマークし今年5月佐賀に転入。3戦目の6月A1・A2特別1800メートルの「阿蘇山特別」で2番手から抜け出し2着に7馬身差をつけ佐賀初勝利。続く7月2000メートルの「佐賀王冠賞」は早めに先頭に躍り出てブルーアローの追撃を振り切って重賞初制覇を果たした。前々走8月1750メートルの「九州チャンピオンシップ」は重賞連続Vを狙ったが、直線でコスモポポラリタにかわされ2着。それでも前走11月準重賞の「韓国岳賞」は2番手で運び3コーナーを回って先頭に立つとそこからは独り旅を演出し圧勝した。重賞2Vへ臨戦態勢は整っている。

 ◯④ブルベアイリーデ 18年8月小倉芝でデビュー。2戦目からダートに定着し中央では6勝をマーク。その中には20年4月東京1600メートルのリステッド競走「オアシスS」、21年8月新潟1800メートルのリステッド競走「BSN賞」Vがある。重賞は21年10月中京1900メートルの「シリウスS GⅢ」、22年1月中京1800メートル「東海S GⅡ」、同年3月中山1800メートル「マーチS GⅢ」で3着と善戦している。その後、今年2月川崎に移籍して1勝を挙げて先月から佐賀所属となった。転厩初戦の前走10月2000メートル今大会トライアル準重賞の「国見岳賞」は好位からスムーズに抜け出して2着のラストストーリーに4馬身差をつけて快勝。自在性は豊かで佐賀2連続、重賞初Vを目指す。

 ▲①コスモポポラリタ 21年6月北海道でデビュー。同年9月「フローラルカップ」、続く10月「ブロッサムカップ」と2歳牝馬重賞を連続V。翌年初め大井に移籍。今夏、佐賀に転入してくるまで大井時代は勝ち切れない日が続いたが、重賞は12戦して2、3着が2回ずつと随所で見せ場を作っていた。佐賀転籍初戦の8月「九州チャンピオンシップ」は中団からの競馬だったが、向こう正面で加速。2番手で直線に入るとアエノブライアンを捕らえ約2年10カ月ぶり、重賞3度目のVを飾った。続く9月A1・A2特別1750メートルの「由布岳特別」も制すると11月ダート競馬の祭典JBC女子の部、1860メートルの「JBCレディスクラシックJpnⅠ」に挑戦。中央・大井・高知の壁は分厚かったが、道中脚を溜めるのが上手く佐賀勢同士なら好勝負に期待が高まる。

 ☆⑨グローリー 21年暮れ中山でデビューし1勝を挙げ22年夏、佐賀に転籍。佐賀では前走まで1300~1800メートル戦で10勝をマークしている。重賞経験はまだ4回でVはないが、昨年12月1800メートル佐賀グランプリにあたる「中島記念」は勝ったヒストリーメイカーには及ばなかったものの、しまい力強く追い込んで2着と猛アピールに成功している。前走10月1400メートル重賞の「佐賀オータムスプリント」でも3着に入り距離や相手を問わず器用さがあり一発を秘めている。

 △⑫フレイムソード 22年阪神でデビュー。芝とダートの中距離戦を1戦ずつすると翌年春に愛知へ。愛知時代は3勝を挙げ今年の6月佐賀に身を移してきた。佐賀では転厩初戦から前走まで土つかずの7戦全勝。1300~1860メートル戦で全て1番人気におされ、それにきっちりと応えている。前走11月1750メートル準重賞の「錦秋賞」は中団後ろ辺りからだったが、スムーズにポジションを上げ長くいい脚を使えるのは魅力。勢いはナンバーワンで佐賀8連勝での重賞初制覇は十分にあり得る。

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