【朝日杯FS】吉村×ランスオブカオス G制導入後最年少Vで武豊超え挑むルーキー
2024年12月13日 05:16 ルーキー一番乗りでのG1挑戦となる吉村は勝てば、武豊(88年菊花賞=19歳7カ月23日)の記録を更新し、グレード制導入以降最年少でのJRA・G1勝利となる。レース当日が18歳11カ月12日の若武者は「奥村(豊)先生がチャンスを下さった。G1はお客さまの注目度も高いと感じるけど、平常心で臨みたい。馬にまたがってしまえば、いつも通りいけるのかなと思っている」と頼もしい。
パートナーのランスオブカオスは今月1日に新馬戦を走ったばかり。こちらもデビュー15日目でのG1制覇となれば、スティンガー(98年阪神3歳牝馬S)とリオンディーズ(15年朝日杯FS)の29日を抜いて、グレード制導入以降の最速記録だ。鞍上は「デビュー前から調教でいい動きをしていて能力が高いと感じていた。パワーがあるので(荒れた)馬場も気にしない。中1週でもダメージはなさそう」と前向きに語った。人馬とも記録ずくめのビッグチャレンジだ。
◇吉村 誠之助(よしむら・せいのすけ)2006年(平18)1月4日生まれ、兵庫県出身の18歳。兵庫のトップジョッキーである父・智洋に憧れ、騎手を志す。栗東・清水久厩舎所属で今年3月2日にデビューし、同24日の阪神11Rボルザコフスキーで初勝利。JRA通算527戦31勝。目標とする騎手は松山。1メートル63、48キロ。血液型O。