【佐賀・水仙賞】15日発走 ムーンオブザサマー主役の座は渡さない! 予想印を公開
2024年12月14日 12:00 佐賀競馬12月15日メインカードは準重賞の「水仙賞」(距離1400メートル・6R・18時5分発走)。地力を問えばムーンオブザサマーが一枚上とみるが、短距離戦だけに位置取り、ペース次第では他馬にもVチャンスはある。
◎⑪ムーンオブザサマー 昨年7月の佐賀デビュー戦から土つかずの3連逃を演じて9月2歳「九州ジュニアチャンピオン」で重賞デビュー。4連逃を狙ったが、トゥールリーに捕まり2着。続く10月2歳重賞「ネクストスター佐賀」は2番手から早めに先頭に立つがウルトラノホシにかわされ2着。その後2歳特別の1400メートル戦も逃げ切りを図るが2着。半年間の休養を経て今年5月Bクラスの1300メートル2戦は4、2着。6月3歳1400メートル3歳重賞「佐賀ユースカップ」では中団前で進めて3コーナー手前では早くも先頭に立ち、そこからは独り旅。2着トゥールリーに6馬身差をつけて重賞初勝利を飾った。以降は1400メートルのB級特別2連続3着を挟み1400メートル2戦、1300メートル戦1戦を3連勝。道中の折り合い、仕掛ける際の加速感に成長がうかがえる今、主役の座は渡さないとみる。
◯⑨キタサンドライバー 21年12月中山でデビューして翌年9月に北海道へ移籍するとC級の1200メートル戦を3連勝。昨年11月に佐賀に転入。すると転厩初戦からC級の1300~1750メートル戦で6連勝をマークした。その後、高知に移籍し1勝を挙げ夏に佐賀に再転入してくるとC級の1300メートル戦、B級の1300メートル戦と1400メートル2戦を制した。前走11月1400メートルB級特別の「サフラン特別」はミフネにはかわされたものの0秒1差の2着と善戦。巻き返しに警戒したい。
▲④ビービークラージュ 21年3月阪神でデビューし1戦した後、8月には高知へ移籍。1300メートル戦で2勝、1400メートル戦を1勝すると翌年3月には船橋へ。船橋時代も1200、1400、1500メートル戦1勝ずつの計3勝を挙げた。その後、北海道を経て昨年9月に新天地の佐賀へ。B級戦、B級特別戦で見せ場は作るものの中々白星には届かなかった。佐賀初勝利が挙がったのは3走前の10月1400メートル準重賞の「さざんか賞」。後方からの競馬となったが3コーナー過ぎに馬群内側を一気に加速。シャープレシオ、ショーユーシら後続を封じ込んだ。前走11月1300メートル準重賞の「ローズ賞」は勝ったヘクトパスカルから0秒3差の2着だったが、直線は追い込み鋭く上がり3ハロンは最速。決して侮れない存在だ。
☆⑦シャープレシオ 19年11月東京芝でデビュー。20年12月兵庫へ移籍し3勝を挙げると22年夏にJRAの舞台へ戻ったが振るわず、再び兵庫に戻り23年6月からは高知所属となった。高知で4勝をマークして今年7月佐賀に転入。佐賀ではB級の1300、1400メートル戦で1勝ずつを挙げ、10月1300メートル準重賞の「コスモス賞」、続く「さざんか賞」はいずれも勝ち馬から0秒1差の2着と好戦を演じた。前々走11月の「サフラン特別」は4着、前走12月1750メートルB級特別の「晩秋特別」は6着とピリッとしなかったが、しぶとさは装備している。
△⑧ショーユーシ 23年2月中山でデビューし未勝利のまま同年10月佐賀に転入してきた。佐賀では前走まで26戦して1300メートル、1400メートル戦を4勝ずつ計8勝と2着が6回、3着が7回。掲示板を外したことはなく安定感は十分。前々走11月「サフラン特別」と同月前走の「ローズ賞」はいずれも直線でやや伸びを欠き5着だったが、道中の流れ次第では首位争いを演じる場面もあるか。