【佐賀・第4回ゴールドスプリント】12日発走 スマイルサルファー安定感光る! 予想印を公開

2025年1月11日 12:00

距離に融通が利き自在性も豊かなスマイルサルファー

 佐賀古馬短距離路線、地方馬真冬のスプリント王決定戦にあたる重賞「第4回ゴールドスプリント」(地方全国交流・距離1300メートル・1着賞金700万円)が12日4R(17時発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。過去3大会は高知のダノングッドが連覇、昨年はリーチが地元の砦を守ったが、今大会は再び遠征組に追い風が吹きそうなムードが漂う。

 ◎⑥スマイルサルファー 20年5月園田でデビューし兵庫一筋。前走まで820~2500メートルと幅広い距離を全26戦して8勝をマーク。掲示板を外したのは4回のみと安定感は光る。重賞は21年6月園田3歳「兵庫ダービー」、同年9月名古屋3歳「西日本ダービー」、23年8月笠松「くろゆり賞」と3V。佐賀でも22年3月重賞「はがくれ大賞典」2着、同年9月重賞「鳥栖大賞」3着と存在感を示している。近3走も笠松、園田、名古屋の重賞で3連続3着と馬券に絡んでいる。距離に融通が利き、自在性も豊か。遠征、佐賀適正とOKとくれば3カ月の休み明けでも中心に推せる。

 ◯⑩イモータルスモーク 19年9月に中山でデビューしデビュー戦を含めて中央ダートで4勝。その後、川崎を経て昨年4月に高知へ。高知で2勝を挙げ名古屋へ移籍するが、すぐに高知へ戻り9月園田1400メートル重賞「園田チャレンジカップ」で重賞初V。続く10月園田1230メートル重賞「兵庫ゴールドカップ」はクビ差の2着、前走12月笠松1400メートル重賞「笠松グランプリ」でもクビ差の2着と善戦。近況のレース内容なら、ここもV争いに加わってきそうだ。

 ▲③ホウオウスクラム 17年9月中山でデビューし芝を初戦場としていた時期もあった。中央ではダート3勝、芝で1勝を挙げて22年12月船橋へ転籍した。船橋では2勝して昨夏、現在の高知へ。移籍初戦の8月1400メートル戦で勝ち星を挙げた。重賞で馬券絡みはないが、10月名古屋1500メートル重賞「ゴールド争覇」では今回も相まみえる3着スマイルサルファーから0秒1差の4着。佐賀は3走前の9月1400メートル重賞「サマーチャンピオンJpnⅢ」4着、前走11月1400メートル重賞「JBCスプリントJpnⅠ」で9着ながら中央、地方の強豪馬相手に粘りの走りを披露した。ツボにハマれば一発が怖い。

 ☆⑦ダイリンウルフ 19年10月に佐賀でデビューし大井を経て佐賀に戻るが、今度は北海道へ身を移し23年11月佐賀に再転入。昨年8月再び北海道に転籍すると12月には佐賀に再々転入してきた。器用なタイプで佐賀では8勝の実績があり重賞は22年12月、前走昨年12月1400メートル「ウインターチャンピオン」2Vがある。特に2度目の重賞Vとなった前回戦は直線半ば過ぎから急加速し2着に4馬身差をつけての快勝劇。今回1300メートル重賞でも楽しみは十分にある。

 △⑧テイエムフェロー 22年5月中京でデビューして中央の短距離路線を歩み2勝。昨年2月佐賀に移籍してくると2戦目の1400メートル戦から1300、1400メートル戦と3連勝を果たした。その後4月1400メートルのA1・A2特別3着を挟み、初の中距離1800メートル戦の5月「佐賀スプリングカップ」を逃げ切って重賞初出場初V。続く6月1300メートル新設重賞「佐賀がばいスプリント」は2番手から早めに抜け出し重賞2連続Vを飾った。そして7月1400メートル「吉野ヶ里記念」も堂々と逃げて重賞3連覇を達成した。その後の重賞は9月「サマーチャンピオンJpnⅢ」5着、11月「JBCスプリントJpnⅠ」11着、前走12月「ウインターチャンピオン」は5着と目立たなかったが、初夏の勢いが戻れば好位から重賞4Vを奪取するシーンは期待できる。

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2025年1月11日のニュース