【日経新春杯】不屈の8歳ヴェルトライゼンデ グングン加速ラスト11秒8!池江師「動きはいい」
2025年1月17日 05:14 不死鳥のごとく何度でも立ち上がる。重賞2勝のヴェルトライゼンデが力強く登坂。素軽い脚さばきで最後まで加速し続けて4F52秒4~1F11秒8をマークした。昨秋は毎日王冠を目指すも、右前脚の膝裏に熱感が生じて回避。放牧に出して立て直し、帰厩後はプール調教で脚元をケアしながら入念に乗り込まれてきた。池江師は「前走から間隔が空いたので、しっかり負荷をかけようと思って強めにやった。先週よりも良くなっているし、動きはいい」と好感触だ。
3歳時からケガに悩まされ、キャリア15戦で骨折1回と2度の屈腱炎を発症。苦難が続くがそのたびに復活を果たした。22年鳴尾記念は屈腱炎明けで劇的V、23年にはハンデ59キロで当レースを制覇。今年8歳になるが活気にあふれている。指揮官は「数を使えてないし馬体は若い。左回りもいいし、中京も合っているので」と期待を寄せた。