【きさらぎ賞】ショウヘイ さぁSHOWタイム!切れ味非凡、陣営も期待「ゆくゆくはメジャー挑戦も…」

2025年2月4日 05:30

ショウヘイ

 決して、名前負けしない大物っぷり!!注目の3歳馬を紹介する「Road to Classic」は、クラシックの登竜門「第65回きさらぎ賞」から名門・友道厩舎のショウヘイをピックアップする。2戦目の前走は好位から早め先頭で2馬身半差の楽勝。伯母にG1・2勝ミッキークイーンがいる良血が重賞に初めて挑む。過去の勝ち馬に03年ネオユニヴァースや16年サトノダイヤモンドなどクラシックホースが名を連ねる一戦を制して、大舞台へ“飛翔”する。

 ドジャース・大谷翔平を連想させる馬名。競馬界のショウヘイが重賞のステージに立つ。大江助手は「魅力的な馬名で、ファンの方々が注目してくださっているのはうれしい。ゆくゆくはメジャー(海外)挑戦みたいなことを書いてもらえるように(僕らも)頑張ります」と期待を寄せた。

 魅力は馬名だけではない。伯母ミッキークイーンは15年オークス、秋華賞とG1を2勝。血統も優秀で、上場された22年ノーザンファームミックスセールでは4400万円(税込み)で落札された。昨年11月の新馬戦は3冠牝馬リバティアイランドの半妹マディソンガールに敗れたものの、上がり3F33秒2の切れ味を発揮して2着。デビュー戦で非凡な素質を証明した。

 川田とのタッグで挑んだ前走の未勝利戦は好位から馬なりのまま先頭に立ち、ノーステッキで後続を2馬身半ちぎった。同助手は「運動神経が良く、競走馬としての総合力が高い。新馬戦より2戦目の方が反応なども良かった。早めに抜け出してソラを(使うか)心配したけど、そのあたりも問題なかった」と振り返る。

 1週前追いは川田を背にCWコースでロードフォアエース(4歳オープン)、メリオーレム(4歳3勝クラス)と3頭併せ。6F81秒0~1F11秒4の好時計を馬なりで刻み、最先着した。同助手は「相変わらず、いい動きでした。まだ子供っぽくて無邪気だけど、伸びしろが大きく、今後はもっと変化が見えてくるはず」と感触を口にする。

 調教や実戦で学び、進化し続けるのはスターホースの資質。同世代と比較して学習能力の高さは抜きん出ているという。「一戦一戦、変われるのが走る馬の特徴。若い時期から変われているのはいい傾向で、先々が楽しみ。クラシックを狙える馬だと思います」と期待を膨らませた。ダービー3勝の名門が送り出す大物候補が、ここから大舞台へ羽ばたく。

 ◆大谷翔平に関連する馬名 オオタニサーン(牡4=堀)は昨年6月16日、東京の未勝利戦を勝ち上がった。デコピン(牡3=村田)は昨年6月の函館新馬戦で武豊とコンビを組み3着。その後3戦するも未勝利。オオタニズスマイル(牡4)はJRAで勝ち上がれず地方に移籍、門別&名古屋で計3勝を挙げた。オオタニ(牡3)は昨年11月の福島新馬戦で13着に敗れ、競走馬登録を抹消されている。

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