【東京新聞杯】4歳コラソンビート波乱呼ぶ!
2025年2月4日 05:13 過去10年の傾向から勝ち馬を探り出す「up to データ」。今週は東京競馬場で行われる古馬G3「第75回東京新聞杯」を分析する。4~8歳の幅広い世代の実力馬が集結。今年は切れ味秘める牝馬2頭の一騎打ちムードだが、イチ推しはもう1頭の伏兵牝馬だ。
【人気】力勝負になりやすい府中のマイル戦。が、人気通りには堅く収まらない。1番人気馬の勝利は19年インディチャンプだけ。2着1回、3着2回で“券外”に沈んだ年が6回もある。2番人気も同様。未勝利で2着1回、3着2回のみ。1、2番人気は疑った方がいい。
【性齢】年齢別では4歳が【4・5・5・31】でトップの成績。5歳【2・2・4・31】、6歳【3・1・1・31】も悪くない。昨年は7歳のサクラトゥジュール&ウインカーネリアンがワンツーを果たしたが、やはり若い方が有利。8歳以上は馬券に絡んだことがない。また、牝馬は【3・4・2・15】の好成績。勝率12・5%、連対率29・2%、複勝率37・5%は牡・セン馬(5・6%、10・3%、16・7%)を大きく上回る。
【脚質】最後の直線は525・9メートル。激しい追い比べをイメージするが、4角10番手以降のポジションから勝ったのは22年イルーシヴパンサー(13番手)のみ。勝ち馬9頭は7番手以内だった。逃げ馬も3勝を挙げており、前残りに警戒したい。
【結論】ブレイディヴェーグ&ボンドガールは人気、脚質面で狙いづらい。同じ牝馬でも4歳コラソンビートに注目。好位につけられるスピードがあり、東京も【2・0・1・0】と相性がいい。初勝利は東京芝マイル戦で後続に3馬身差の“逃げ切り”だった。積極策で押し切りに期待したい。連覇を狙うサクラトゥジュールは8歳の年齢面から割り引きが必要。穴なら先行力ある4歳オールナットが不気味だ。