【中山記念】得意舞台エコロヴァルツ先行力生きる
2025年2月25日 05:15 「第99回中山記念」を分析する。昨年の最優秀マイラーに選ばれたソウルラッシュや前年覇者マテンロウスカイなど多くの重賞覇者が登場。春の中山開幕伝統G2を飾るのはどの馬か。過去10年の傾向から探る。
【馬齢】中心は約半数13頭の馬券絡みがある4歳馬だ。複勝率43%と良績。16年は馬券圏内を独占、18年はワンツーが決まった。一昨年もラーグルフ2着、ドーブネが3着だった。5歳馬も8連対と悪くない。昨年は掲示板に4頭入った。一方、7歳以上の高齢馬は芳しくない。経験豊富な実績馬を切る手もありか。
【脚質】開幕週のセオリー通り、先行馬が強い。勝ち馬の4角ポジションは4番手以内が実に9頭。一方、4角5番手以下からの差し切りVは23年に隔年Vを達成した7歳馬ヒシイグアス(4角8番手)のみ。直線に懸けるタイプは割り引きが必要だ。
【前走着順】上位着順の馬は素直に信用できる。前走1着馬【3・2・2・8】、同2着馬【3・2・3・4】で馬券圏内の半数を占めている。前走連対馬は年明け1走している馬が6頭、休み明けが4頭とほぼイーブン。間隔はあまり気にしなくてもいい。
【結論】前走勝っている4歳馬で先行力にたけているのはシックスペンスとエコロヴァルツ。ここはエコロヴァルツを推す。菊花賞9着から巻き返しを図った前走ディセンバーSは同じ舞台の中山1800メートルで快勝。3勝は全てこの距離だ。得意距離で実力を存分に発揮、重賞初Vに手が届く。