【中山牝馬S】シンティレーション 重賞連勝締めだ!フィジカル面は順調 陣営「チャンスはある」

2025年3月5日 05:20

シンティレーション

 有終の美へ、舞台は整った。前走・小倉牝馬Sで重賞初勝利を挙げたシンティレーション。後方のインをロスなく立ち回り、直線で内から抜け出すと、外から伸びたフェアエールングと同着Vを果たした。G1初挑戦となった2走前のエリザベス女王杯(10着)が直線で進路が狭くなる不利に泣いただけに、陣営にとって喜びはひとしお。大庭助手は「あんなことなかなかないというくらい、うまく前が空いてくれましたね」と笑顔で振り返った。

 これまでは中10週前後の臨戦過程が多かったが、今回は中5週。「間隔を空けて使っていた分、今回は精神面で少しカリカリしているかな。それが良い方向に出てくれれば」とメンタルを課題に挙げる。一方でフィジカル面はここに向けて順調だ。「疲れは出ましたが、そこで治療に専念した。今は立て直せて、馬体の感じはだいぶいい」と納得の表情を浮かべる。9F戦も11戦して【4・3・2・2】の好相性。「2000メートルよりいい」と1Fの距離短縮に期待を込めた。

 引退期限となる6歳を迎え、今回がラストランになる予定。「チャンスはあると思う」と大庭助手も力強い。最後は単独Vで締める。 (後藤 光志)

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