【佐賀・第4回九州クラウン】9日発走 ダイリンウルフ3度目の重賞制覇へ! 予想印を公開
2025年3月8日 12:00 今年度、佐賀競馬古馬短距離路線重賞締めの一戦である「第4回九州クラウン」(距離1400メートル/1着賞金400万円)が9日6R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。今年も上位の実力が拮抗しておりV争いは一層、熱を帯びる。
◎⑧ダイリンウルフ 19年10月に佐賀でデビューし大井を経て佐賀に戻るが、今度は北海道へ身を移し23年11月佐賀に再転入。昨年8月再び北海道に転籍すると12月には佐賀に再々転入してきた。器用なタイプで佐賀では8勝の実績があり重賞は22年12月、昨年12月1400メートル「ウインターチャンピオン」2Vがある。とくに2度目の重賞Vとなった3走前の「ウインターチャンピオン」は直線半ば過ぎから急加速し2着に4馬身差をつけての快勝劇を演じテイエムフェロー、テイエムフォンテ、オールスマートにも勝利した。続く今年1月1300メートル重賞「ゴールドスプリント」はテイエムフェローに次ぐ3着。前走1月姫路1400メートル重賞「兵庫ウインターカップ」は4着で馬券圏外も勝ち馬から0秒3差と善戦した。3度目の重賞制覇へ熱戦に期待が高まる。
◯⑦ネオシエル 22年5月門別でデビューして同年夏、佐賀に転入。11月2歳1800メートル「カペラ賞」で重賞初制覇を果たした。翌23年4月には佐賀3歳三冠レースの一つ1800メートル「佐賀皐月賞」で重賞2Vを達成。その後は重賞では快音が響かないが、昨年4月B級特別の1800メートル「佐賀桜花特別」から前走今年2月A1・A2級の1400メートル「麗月賞」まで9連勝中だ。距離に融通が利くうえ、先行しても中団待機でも良しと自在性は豊か。余勢を駆り10連勝&重賞3Vへ突き進むか。
▲⑩テイエムフェロー 22年5月中京でデビューして中央の短距離路線を歩み2勝。昨年2月佐賀に移籍してくると前走までに7勝をマーク。重賞実績は初の中距離挑戦となった昨年5月1800メートルの「佐賀スプリングカップ」を逃げ切って重賞初出場初V。続く6月1300メートル新設重賞「佐賀がばいスプリント」は2番手から早めに抜け出し重賞2連続Vを飾った。そして7月1400メートル「吉野ヶ里記念」も堂々と逃げて重賞3連覇と通算3Vがある。その後の昨年重賞は9月1400メートル「サマーチャンピオンJpnⅢ」5着、11月1400メートル「JBCスプリントJpnⅠ」11着、12月「ウインターチャンピオン」は5着と目立たなかったが、今年初戦1月重賞「ゴールドスプリント」は勝った船橋所属のカジノフォンテンにゴール前4分の3馬身差まで迫っての2着と好内容。続く前走2月1300メートル準重賞「唐津湾賞」もネオシエルにはかわされたものの0秒4差の2着。昨年初夏の調子が戻りつつある感で一発は十分にある。
☆⑨テイエムフォンテ 21年10月阪神芝でデビュー。ダートで2勝を挙げて昨年6月現在の佐賀へ。佐賀ではこれまで14戦して6勝、2着が4回ある。重賞勝ちはないが、重賞デビューとなった7月「吉野ヶ里記念」は逃げ切ったテイエムフェローから2馬身差の2着と善戦。また10月1400メートル重賞「佐賀オータムスプリント」も逃げたロードミッドナイトからクビ差まで迫る2着に入っている。今年は初戦のA1級1400メートルの「ガーネット賞」を反応良く制し、前走2月「麗月賞」もネオシエルに続く2着と状態は悪くない。展開一つで重賞初Vに手が届くシーンもありそうだ。
△⑤ビキニボーイ 22年8月札幌芝でデビュー。2戦目の1800メートル戦で初勝利を挙げると5戦目から3戦はダートを経験。翌年2月に兵庫へ移籍し4勝をマーク。3月姫路1400メートル3歳重賞「兵庫ユースカップ」では2着に入った。その後JRAの舞台に戻り芝の中長距離戦とダート中距離戦で奮闘するも振るわず昨年10月に佐賀へ。佐賀では転入初戦からA2級とA1・A2級の1400メートル戦、A1級特別の1750メートル戦で3連勝。そこから12月グランプリ重賞1800メートルの「中島記念」に挑んだが6着止まりだった。年明け初戦1月「ガーネット賞」は3着。続く同月、前々走A1・A2級特別の1400メートル「球磨川特別」はネオシエルに続く2着、そして前走2月A1級特別1750メートルの「多良岳特別」は外強襲を決めてV。リズムアップは顕著で、ここでも底力発揮といきたい。