【浦和競馬 桜花賞】プラウドフレールが重賞3連勝で1冠 盤石の逃走劇に張田「どんな競馬でもできる」
2025年3月20日 18:57 南関東牝馬3冠の第1弾「第71回桜花賞」が20日、浦和競馬場で行われた。2番人気プラウドフレールが逃げ切って重賞3勝目。同馬と2着のホーリーグレイル、3着のリヴェルベロに「第39回東京プリンセス賞」(S1、4月30日、大井1800メートル)の優先出走権が与えられた。
張田はゴール後、プラウドフレールの首筋を右手でポンと叩くと力強くガッツポーズした。コンビを組んで重賞3連勝。お立ち台で「素直にうれしい。ガッツポーズはいつも狙って出るものではない。自然と出た」と笑顔を振りまいた。
6枠7番から好スタートを決めて主導権を奪うと、勝負どころの4コーナーを抜群の手応えで通過。直線で右ムチが飛ぶや、一気に後続を突き放して悠々とゴールを駆け抜けた。デビュー戦以来の逃げの手にも戸惑うことなく力を出し切り快勝。鞍上は「どんな競馬でもできる。安心して手綱を任せられる」とレースセンスの高さを称賛した。
「桜花賞は獲りたいレースだったのでゴールした時は鳥肌が立った」と川島一師。順調なら次走は権利を獲った東京プリンセス賞。2冠制覇へ、破竹の勢いで南関牝馬戦線をけん引する。
◇プラウドフレール 父ニューイヤーズデイ 母スリーメロディー(母の父ネオユニヴァース) 牝3歳 船橋・川島正一厩舎 馬主・小島俊治氏 生産者・北海道浦河町の辻牧場 戦績7戦5勝 総獲得賞金7350万円。