【大阪杯】デシエルト“闘志温存”4F52秒7 陣営手応え「抑え過ぎずリズムを大事にいい調教」

2025年4月4日 05:25

坂路を軽快に駆け上がるデシエルト

 春の芝2000メートル王者を決める「第69回大阪杯」は3日、出走馬が確定した。休み明けの金鯱賞を叩いたデシエルトが栗東坂路の木曜追いで負荷をかけ、好調をアピールした。力は確か。折り合い一つでガラッと変わりそうだ。4日に枠順が発表される。

 高ぶる気持ちを抑え、パワフルに駆け上がった。デシエルトは安田助手を背に坂路へ。馬場入り直後はいつも通り2~3度、跳びはねてからスタート。コーナーを回って直線に向くと馬場のど真ん中に進路を取り、一気にギアが切り替わってスピードに乗った。課題の折り合いがスムーズにつき、手綱を持ったままフィニッシュ。4F52秒7~1F12秒5を刻んだ。

 引き揚げてきた安田助手は「あまり刺激を与えないように調整しました。抑え過ぎずリズムを大事に、バランスを整えた。ハード過ぎることなく、いい調教でしたよ。(この馬なりに)熱くなり過ぎることもなかった」と納得の表情。木曜追いを選択した理由については「(昨秋に勝った)アンドロメダS、中日新聞杯が土曜競馬で水曜に追い切り。中2日の競馬で結果が出ているので木曜追いにしました」と説明した。

 今季初戦の金鯱賞は1コーナーを過ぎてスイッチが入った。重馬場で前半5F通過が58秒2の大逃げを打ち、しまいは脚色が鈍ったもののコンマ4秒差4着。ばったり止まってはいない。「もう少し(道中)我慢が利けば良かったが、あれだけ行くことも分かった」と振り返るように、敗戦で見つかった課題は次走への収穫でもある。前走後はいったん栗東近郊のノーザンファームしがらきに移動し、心身ともにリフレッシュ。「体重は前走(536キロ)とそんなに変わっていないけど体が締まってきた。実戦を挟んだ効果でガス抜きができたことも良かった」と上積みを強調する。

 舞台は中京からコース替わり。阪神芝2000メートルは22年若葉Sで逃げて3馬身差Vの実績がある。「慎重に1コーナーを回ってリラックスして運べれば。ジョッキーとデシエルトの我慢比べになると思います」とテン乗りの池添に託した。相手関係より、まずは自らとの闘い。そこをクリアした先にG1の勲章が見えてくる。

 ≪曽祖母が98年V≫デシエルトは大阪杯に縁がある血統だ。曽祖母のオークス馬エアグルーヴはG2時代の98年に当時5歳で大阪杯V。2着が1歳下のオークス&秋華賞馬メジロドーベル、3着が同世代の皐月賞馬イシノサンデーとハイレベルなメンバーを相手に勝ち切った。同じく曽祖母がエアグルーヴで同じ6歳世代、はとこにあたるローシャムパークが昨年このレース3番人気2着。この時季、阪神芝2000メートルで母系の血が騒ぐ。

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