【ドバイターフ】宮田師 ブレイディヴェーグに「同じ景色を」 19年Vアーモンドアイの“財産”生かす

2025年4月4日 05:30

2日にメイダン芝コースで追い切ったブレイディヴェーグ(C)Dubai Racing Club

 JRAが馬券を発売するドバイ国際競走(メイダン)は5日、ゲートイン。現地は本番ムードが高まってきた。ドバイターフにブレイディヴェーグを送り出す宮田敬介師(44)は初のドバイ挑戦。技術調教師だった19年、同レースを制したアーモンドアイに同行した当時のノウハウを生かして世界の頂点を目指す。

 23年エリザベス女王杯以来、1年5カ月ぶりのG1勝利を目指すブレイディヴェーグ。ドバイ輸送後も調整は順調そのもの。宮田師は「到着後も特に問題はありません。着いた直後はさすがにナーバスになっていましたけど、今は落ち着いてカイバも食べられています。日本にいる時と状態はそれほど変わらず来られている」とうなずく。

 師は技術調教師時代の19年、G1・9勝の名牝アーモンドアイに同行してドバイへ遠征。見事ドバイターフを勝利した。「強く憧れを抱きましたし、いつかこの舞台に自分のチームで馬とスタッフを連れてきたいなと思っていた。その時から強く願っていたので、それがかなうのはうれしい」。目標の一つを達成し、大舞台へと帰ってきた。

 厩舎として初めてのドバイ遠征。国も違えば文化も違う。細心の注意を払った調整が続くが、6年前の経験が生きている。師は当時、日々の活動を記した日報を作成。「自分なりに気づいたことを簡単にまとめたものです。海外遠征は当然、頻繁に行けるものではない。毎回、行った時に“初めまして”ではチームとしては駄目ですから。アーモンドアイの時につけた日報はスタッフと共有しましたね」。自ら得たノウハウをスタッフと共有し今回の遠征に還元している。

 “ドバイウイーク”を迎えた現地は連日、猛暑が続く。「レースの時もおそらく暑いと思うので、(当日)午後はあえて暑い時間でも草を食べさせようと思う。厩舎は冷房が効いていて涼しいですけど、ずっと涼しいところにいてもレースでしんどくなるかもしれないので。暑熱順化ではないですけど、そういう時間もつくろうかなと」。さまざまなノウハウを元に懸命な調整が続いている。

 舞台は9F。「言い訳できない舞台。強い馬と戦えるのがワクワクする」と指揮官は期待を隠さない。枠番は4番に決まった。「去年は内めの方が走りやすかったと聞いているので、極端に外じゃなくて良かったかな。体も前走は少し重め残りだったが、今回の方が明らかに体がフィットしている」と状態は上向き。「あとはレース後も(アーモンドアイと)同じ景色を見せてあげられたら良いですね」。初挑戦Vへ、これまでの“財産”が大きな味方になる。

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2025年4月4日のニュース