【ドバイWC】ウシュバテソーロ“豪快リハ”鋭い末脚併入 ラストランで史上初隔年制覇へ

2025年4月3日 05:25

併せ馬で追い切るウィルソンテソーロ(左)とウシュバテソーロ(撮影・後藤 光志)

 ドバイ国際競走の最終追い切りが2日、メイダン競馬場で行われた。一昨年の覇者で、3年連続でドバイワールドCに出走するウシュバテソーロ(牡8=高木)はダートコースでウィルソンテソーロと豪快リハ。史上初の隔年制覇へ上昇一途、ラストランを迎える。なお、JRAで発売される4競走の枠番も決定した。

 午前6時前。まだ日が昇らない中、ウシュバテソーロは同厩ウィルソンテソーロとともにダートコースに姿を見せた。道中は僚馬を追走する形。グッと我慢の利いた走りで直線は内へ進路を取った。砂粒の細かいドバイのダートを力強く蹴り上げながら鋭伸。余力十分な手応えで併入に持ち込んだ。見守った高木師は「暗い中で調教できるのはいい。止まって物見したり、嫌がったり、明るいといろんな情報が入ってしまうのでね。集中できますし、馬の雰囲気も変わってきた」と納得の表情だった。

 BCクラシック→東京大賞典→サウジC→ドバイワールドCは2着だった昨年と同じローテ。師が「アメリカのレース後、一回(状態が)落ちるので、そこから東京大賞典、サウジ、ドバイとだんだん状態が上がっていくのが例年のパターン」と話すようにコンディションは右肩上がり。「年齢を重ねた分、使って良くなってくる感じ」と好調ぶりを伝える。

 心の炎も消えていない。ドバイへの輸送後もしっかりと負荷をかけられてきた。「先週までピリピリさせて、闘争心を出すような調教を組んでいた。(今日は)2頭ともゴール後でも全然止まらないと(ジョッキーが)言っていましたから」。8歳を迎えても元気いっぱい。前進気勢あふれる走りを見せている。

 強敵打倒のイメージもできている。手綱を取る菅原明は「フォーエバーヤングを差し切るような気持ちで追い込みたい」と力強い。現在の獲得賞金は25億6362万5300円で日本歴代トップ。同3位のフォーエバーヤングが勝利すれば逆転を許すだけに、負けられない一戦だ。

 引退後は種牡馬入りの予定。指揮官は「とりあえず無事にレースを終えることが一番ですね」と率直な思いを口にした。枠番は4番に決定、ドバイで迎えるラストラン。「自分の競馬をするだけ」と指揮官。最後まで自分の武器を信じて戦う。

 ≪猛暑に配慮か 発走時刻変更≫JRAは2日、主催者がドバイワールドカップデーの発走時刻を変更したと発表した。現地は気温30度超の日が連日続く予報となっており、猛暑に配慮したとみられる。9RドバイワールドCは本来より1時間遅れの日本時間6日午前2時30分(現地時間5日午後9時30分)発走になった。

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