2025年08月24日 新潟11R 第45回新潟2歳S
2歳OP 特指 国際 馬齢 芝外・1600m
後のGⅠ馬も輩出したスターホースの登竜門
<2024年・新潟2歳S>レースを制したトータルクラリティ(右から2頭目)、2着のコートアリシアン(左から2頭目)(撮影・郡司 修)
夏競馬も終盤戦に突入。24日の新潟日曜メインは出世レースとして名高いG3「第45回新潟2歳S」(芝1600メートル)。暑熱対策として実施した「競走時間帯の拡大」は17日で終了し、通常の11Rで行われる。
人気の中心となりそうなのがリアライズシリウス。東京の新馬戦(芝1600メートル)を7馬身差で圧勝。ハナを切ってメンバー最速の末脚を繰り出し、他馬を全く寄せ付けなかった。父ポエティックフレアは英2000ギニー、セントジェームズパレスSのG12勝を誇る名マイラー。2歳世代が初年度産駒で、リアライズの初陣Vが記念すべきJRA初勝利。目を引くのは完成度の高さだ。2歳戦線のスター候補に名乗りを上げる。
タイセイボーグは阪神の新馬戦(芝1400メートル)でデビュー勝ち。続くダリア賞(新潟芝1400メートル)は出遅れて最後方からの競馬となったが、上がり最速3F33秒4の末脚で追い上げ0秒3差の2着。負けて強しの内容だった。こちらも新種牡馬インディチャンプ産駒のJRA初勝利をマーク。父は19年マイルCS優勝馬で1Fの距離延長は望むところだ。
サノノグレーターもかなりの器だ。フォーエバーヤングの半妹ダーリングハーストなどを撃破した新馬戦(東京芝1600メートル)の上がり3Fは次位を1秒2上回る断トツの時計。着差以上のインパクトを残した。ゴールドシップ産駒のヒルデグリムは同舞台の新馬戦を快勝、上位争いに食い込む。
過去10年で傾向を探る。
☆人気 1番人気【4・3・0・3】、2番人気【1・1・4・4】、3番人気【3・2・1・4】で上位人気の信頼度は高い。7番人気以下の優勝はなく、平穏傾向にある。
☆前走距離 今回と同じ1600メートル組が【8・4・6・30】で優勢。1400メートル組が【2・2・0・36】で続く。一方、1200メートル組は【0・0・2・17】で一度も連対がない。
☆前走場所 同コースの新潟組が【4・1・3・35】で優勝回数トップ。次いで東京組が【2・4・3・18】と好走も多い。福島組は【0・2・1・20】と結果が出ていない。
結論 ◎ヒルデグリム ○リアライズシリウス ▲サンアントワーヌ
