【桜花賞】ブラウンラチェット 栗東滞在で本領発揮へ「力を出せる状態」

2025年4月9日 05:29

シャワーを浴びるブラウンラチェット(撮影・亀井 直樹)

 関東馬ブラウンラチェットは栗東滞在で調整を進める。火曜朝はCWコースで体を動かした。名畑助手は「栗東の環境になじむのが早かった。美浦にいる時と同じような精神状態でカイ食いも良く、現状の力は出せる」と順調さを伝えた。

 昨年9月新馬戦、10月アルテミスSと連勝で重賞制覇を飾った。1番人気に支持された前走の阪神JFは初の長距離輸送で428キロ(前走比12キロ減)と大幅な馬体減。発走前は他馬の影響でゲート内で待たされる場面があり、メンタルが乱れた。道中は中団で掛かって、まさかの16着。「ゲート裏で驚いたり、(レース前に)雨が降ったり、そして馬体減など悪条件が重なって、能力を出し切る前に終わった」と振り返る。

 今回は長距離輸送を避けるため、先月28日に栗東入り。馬体重は440キロ台前半まで回復している。「メンタルの部分で桜花賞よりはオークス向きだと思うが、乗り味だけを評価すれば、G1を意識できる馬。軽い走りをするので良馬場が理想です」。2月サウジCを制し、5日のドバイワールドCで3着に入った怪物フォーエバーヤングの半妹が本領を発揮し、ビッグタイトルを狙う。

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2025年4月9日のニュース