【川崎11R・川崎記念】サンライズジパング戴冠へ視界良好 強い4歳世代の実力馬

2025年4月9日 09:30

川崎11R

 今年最初のJpn1「第74回川崎記念」は9日、川崎競馬場で行われる。南関東本社予想の大沢太久はタレント豊富な4歳世代の実力馬(7)サンライズジパングを信頼。矢内浩美は差し馬有利の流れと踏んで、末脚鋭い(8)メイショウハリオで勝負を懸けた。中央担当記者も参戦。鈴木悠貴は矢内同様、◎メイショウハリオ。コース適性を重視した高木翔平は(11)メイショウフンジンに白羽の矢を立てた。

 (7)サンライズジパングを主役に推す。前走、G1フェブラリーSで2着に好走。フォーエバーヤングを筆頭とした4歳世代の中でも能力は折り紙付きだ。4コーナーでインぴったりを回って伸びた前走を見る限り、小回り川崎コースの適性も十分。さらに陣営から逃げ宣言が出たメイショウフンジンと昨年の当レースを逃げ切ったライトウォーリアで主導権争いが起こりそう。末脚不発の心配もない。ビッグタイトル制覇へ、視界は明るい。

 当コース【2・2・0・0】のグランブリッジが続く。昨年の2着馬でもあり、牡馬相手でも軽く扱えない。Jpn13勝のメイショウハリオも久々の前走を叩いて前進濃厚。メイショウフンジンの粘り込みに注。

 ▼ライトウォーリア(内田師)このレースが目標だったが、ここまで順調に持ってこられた。行く馬もいるがこの枠だしハナを主張させるつもり。逃げて持ち味を生かして頑張ってほしい。

 ▼サヨノネイチヤ(坂井師)前走後は放牧を挟んでの調整。いい状態に持ってこられたと思う。相手は強いが、条件は悪くないし機動力を生かした競馬をさせたい。

 ▼ガルボマンボ(田中力師)前走は初めての左回りだったが、意外とこなしていた。ここも相手は強いが、本来の力を出し切って頑張ってくれれば。

 ▼ダイシンピスケス(清水亮助手)良かった頃と比べて少し物足りなさを感じる。現状、少し距離が長い印象。先行して自分でペースをつくる展開になれば。

 ▼ポタジェ(友道師)元々、血統や走りからダートは合いそうだと思っていた。実戦でキックバックを受けた時が分からないが、ダートの走り自体は悪くない。

 ▼サンライズジパング(横井助手)前走後は放牧を挟み、先月中旬に入厩。音無厩舎から転厩後は新谷厩舎のやり方で調整。さすがの動きをしている。大型で器用さに欠けるので小回りが鍵になると思う。
 メイショウハリオ(湊厩務員)一度使っている分、前走より状態はいいと思う。ゲートを出るようになっているし、初コースは問題ない。

 ▼キリンジ(渡辺和師)前走後はさすがに疲れが抜けるのに時間がかかったが、うまく立て直して調子が上がってきた。川崎コースはどうかだけど、展開が向けば十分やれる。

 ▼ミックファイア(渡辺和師)爪の状態も落ち着いているし、馬体にも張りがあってここを目標にしっかり仕上げられた。一戦一戦が勝負の馬。スタート決めていい位置が取れれば楽しみ。

 ▼メイショウフンジン(西園正師)しっかり追い切って、いつも通りの感じ。乗り役の進言で大きめのブリンカーを着ける。何が何でもハナに行く。左回りは東京で勝っているので心配していない。

 ▼グランブリッジ(横井助手)前走は前を捉えて勝ちにいった分の差。それでも強い競馬だったと思う。前走後は在厩で調整。硬くなりやすいタイプだが、ダメージもなく順調にきている。

 ▼リーチアディール(加藤師)実戦から離れているしメンバーが強力。交流重賞のペースを経験して今後につながれば。

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