【佐賀・第2回佐賀がばいスプリント】13日発走 佐賀短距離路線にネオシエルあり! 予想印を公開
2025年4月12日 12:00 「LOVE FM杯 第2回佐賀がばいスプリント」(3歳以上/距離1300メートル/1着賞金400万円)が13日4R(18時5分発走)、ナイター開催の佐賀競馬場で行われる。レース体系の見直しによって昨年第1回大会が行われたまだ歴史の浅い重賞だ。今年は目下10連勝中のネオシエル(牡5=真島元)が堂々の主役を務める。
◎③ネオシエル
22年5月に門別でデビューした九州産馬。門別で3戦後、佐賀に移籍。3歳春は3冠路線の第1冠「佐賀皐月賞」を制し、続く「九州ダービー栄城賞」では単勝1・4倍の断然人気に支持されるも気性の難しさが影響し、3着に敗れた。陣営が昨年春に矛先を短距離路線へと切り替えると、昨年4月「佐賀桜花特別」以降、破竹の10連勝中。前走の重賞「九州クラウン」ではアタマ差の接戦を制して、3度目の重賞タイトルを手にした。3歳時と比べると気性面が成長し、コントロールしやすくなったとはいえ、乗り難しいタイプなのは変わらない。その点、石川倭の継続騎乗は大きな強み。佐賀短距離路線にネオシエルありをアピールしたい。
◯②マイネルサハラ
昨年12月に中央2勝クラスから佐賀に移籍。転厩初戦でさっそく勝利を挙げると、年末の重賞「中島記念」でも適距離ではない中で3着と見せ場をつくった。年明けからは1400メートル以下の短距離戦を中心に番組を選んでおり、2連勝と勢いをつけて重賞にチャレンジする。先行力があり、逃げ、番手から柔軟にレースを組み立てられる分、展開優位に運びやすい。スピードもあるので、時計的にも対応できるだろう。
▲④ダイリンウルフ
66戦15勝の豊富なキャリアを誇る。8歳を迎えたが鋭い決め脚は衰え知らずだ。それを証明したのが2走前の重賞「九州クラウン」。先に抜け出した同厩のネオシエルを直線で猛追。わずかにアタマ差届かなかったが、末脚は光っていた。今回はマイネルサハラが先に抜け出し、ネオシエルがそれを早めに捕まえにいく形が予想されるだけに、ある程度ペースが流れそう。再度直線強襲のシーンがあっていい。
☆⑦テイエムフォンテ
中央在籍時は2勝クラスに在籍。昨年6月に佐賀に移籍すると、転入後は16戦6勝。交流重賞のGⅢサマーチャンピオン以外は掲示板を外しておらず、佐賀コースが水に合っている。2走前の重賞「九州クラウン」はネオシエル、ダイリンウルフに0・5秒差の3着。展開不問で浮上してくる一方、決め手では上位陣に見劣るだけに勝ち切るには鞍上石川慎将のエスコートが必要になる。
△⑤スパイラルノヴァ
中央在籍時は芝中距離で4勝を挙げ、オープンに在籍。今年1月に佐賀移籍後はまだ目立った成績を残せていないが、初の1400メートルのレースとなった前走は上昇の兆しが見えただけに、まだ見限るのは早計だろう。中央時代は480~90キロで出走していたので、気温が上がって体重が絞れてくるようならまた違った面も見せてくれそう。実績的にはもっと活躍できる素質の持ち主だ。