【水沢12R・一條記念みちのく大賞典】リケアカプチーノ古馬一蹴

2025年6月29日 09:30

東北優駿馬のリケアカプチーノ(岩手県競馬組合提供)

 1着馬にマーキュリーC(7月21日、盛岡)の優先出走権が与えられる上半期の岩手最強馬決定戦。東北優駿を制した(8)リケアカプチーノが古馬を一蹴する。移籍初戦のダイヤモンドCは2着も、勝ったシーソーゲームは次走の東京ダービーで3着と相手が悪かった。前走は好位から自ら勝ちに行き2着に7馬身差で完勝しており、古馬と初対戦でも首位争いが期待できる。

 逃げて重賞を連勝中のヒロシクンが迎え撃つ。昨年の当レースを逃げ切っており、ここも主導権を握り粘り込むだけ。サクラトップキッドの食い込みもある。仕上がりひと息だった前走で3着に好走しており、叩いて上積み十分の今回は前進可能だ。ミニアチュールにも警戒が必要。近2走は牡馬相手の重賞で2、3着。引き続き前々で運べば残り目も。走り慣れた右回りでサンビュートに変わり身。

 ▼ノーブルサターン(板垣師)前走同様に状態は変わりないよ。今回も相手関係より、この馬の気持ち次第だと思う。

 ▼サンビュート(菅原勲師)前走は距離が延びて期待したが案外だった。まだ本調子じゃないみたい。もう少し時間がかかりそう。

 ▼サクラトップキッド(伊藤忍師)一度使って状態は良くなっている。前走のような差す競馬で上位争いをできればと思っている。

 ▼ライアン(佐藤浩師)昨年の良かった時と比べると状態は物足りないかな。ただやることはやったし、体調も整っている。距離が2000メートルになるのもいい。

 ▼ヒロシクン(佐藤雅師)前走の状態はキープ。今回も自分の競馬をして、どこまで頑張ってくれるか。

 ▼クリコマ(酒井仁師)転入当初は環境に慣れるのに時間がかかって順調さを欠いた部分があった。前走くらい戦えるのが本来の力だと思うし、気持ち良く走ってくれれば。

 ▼トーセンマッシモ(佐藤浩師)距離が長いと思った前走でそこそこ走った。このメンバーだと実績は見劣るけど使うごとに良くなっている点に期待したい。

 ▼リケアカプチーノ(菅原勲師)状態は悪くない。このメンバー相手でも十分やれると思っている。結果次第で今後が決まってくる。

 ▼ミニアチュール(佐藤祐師)どこも悪いところはないけど、近走を勝ち切れない走りから牡馬との壁を感じるね。包まれない外枠はいいだろうし、ここも馬券圏内があればいいね。

 ▼ドテライヤツ(菅原勲師)ここに入るとどうかだが馬の状態は悪くない。末脚が生きる流れになるかだね。

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