【CBC賞】グランテスト 心身充実! 中京芝千二では4着以下なし 今野師「力さえ出し切れれば」
2025年8月6日 05:25 今夏のサマースプリントシリーズは順に芦毛の牝馬→芦毛の牡馬→牝馬がV。同シリーズ第4戦では、芦毛の牝馬グランテストが昨年3着に続く参戦で重賞初制覇を狙う。重馬場で1番人気に支持された前走の鞍馬Sは果敢にハナを奪ったが残り1Fで馬群に沈んで9着。今野師は「敗因は馬場が悪かったことに尽きる。やる気がなくなって、走る方に気が向かなかった。レース後も馬は元気いっぱいだった」と振り返る。
前走後は放牧に出され、先月23日に帰厩した。1週前追いは初コンビの小沢を背に坂路でしっかり負荷をかけ、4F51秒5~1F12秒5をマーク。指揮官は「毎年、春や夏前あたりは毛ヅヤが物足りないのが、この子のパターンで暑くなってから良くなる。心身ともに充実している今の時季はむしろいいと思うし、芦毛の牝馬だから牡馬より(暑い時季が)苦手と言うことはない」と言い切った。
中京芝6Fは勝ち星こそないが【0・1・2・0】と全て馬券に絡んでいる。昨年の当レースは逃げ粘って0秒1差の3着。あと一歩でタイトルに届いた。「良馬場が理想でスピード勝負になっても対応はできる。自分の力さえ出し切れれば」。気温の上昇とともに調子を上げている快速馬が逆襲に闘志を燃やしている。 (田村 達人)