【セントライト記念】ダービーから直行の皐月賞馬ミュージアムマイル中心

2025年9月9日 05:23

データ班が選ぶセントライト記念の本命馬はミュージアムマイル

 過去10年の傾向から勝ち馬候補を探る「up to データ」。今週は菊花賞トライアル「第79回セントライト記念」を分析する。登録12頭とフルゲートを大きく割り込んだが皐月賞馬ミュージアムマイルを筆頭にダービー9着から反撃を期す青葉賞2着馬ファイアンクランツなど多士済々。ハイレベルな一戦だ。

 【ステップ】ダービーから直行組が強い。5勝、2着7回と圧倒的。ラジオNIKKEI賞組が3勝、2着1回で続く。ダービー組で勝った5頭のうち4頭がダービー2桁着順からの巻き返し。その4頭のうち3頭が皐月賞で掲示板に載っていた。ダービーで振るわなくても中山実績があれば評価を上げたい。条件戦組は2勝、2着2回と善戦している。

 【間隔】中4週から中8週が【1・2・0・29】で、それ以外の馬券に絡んだ馬は全て中9週以上だった。基本的に間隔を空けた馬が好走するトライアル。前述したように条件戦組でも悪くはないが、その際は前走が7月より前がベターだ。前走8月のサクラファレル、フィーリウスはこの点がどうか。

 【脚質】勝ち馬10頭の4角ポジションは1~3番手が4頭、4~7番手が5頭。それより後方から勝った馬は21年アサマノイタズラ(9番人気=4角11番手)だけ。今年は頭数が落ち着き、前残りを警戒。ちなみに前回12頭立てだった20年は4番人気バビットが逃げ切った。

 【結論】今年はダービー出走馬がミュージアムマイルとファイアンクランツ、皐月賞出走馬がミュージアムマイルとジーティーアダマンだけ。皐月賞馬ミュージアムマイルが中心だ。ダービー6着で着順を落としたことも、ここに関しては好材料になる。穴はジーティーアダマン。逃げて新馬、すみれSと連勝し、皐月賞で中山を経験している。同型サクラファレルが仮に2、3番手でもリズム良く運べば、しぶとさを発揮しそう。先週、紫苑Sをまんまと逃げ切ったケリフレッドアスクのような大駆けがあっていい。

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2025年9月9日のニュース