フォーエバーヤングら日本馬が世界最高峰の舞台に挑む米国競馬の祭典「ブリーダーズカップ」(BC)が、動画配信サービス「ABEMA」で無料生中継される。放送は日本時間11月2日午前6時40分から。メインのBCクラシック、次レースのBCマイルが生中継の対象となる。

　BCクラシックに出走するフォーエバーヤングは昨年3着からの雪辱を期しており、日本馬初Vの偉業を狙う。次レースのBCマイルには日本からアルジーヌが挑む。

　生中継には、今月6日の凱旋門賞中継に続き福永祐一調教師が特別ゲストとして出演。実況は清水久嗣、進行は柴田阿弥が務める。放送では、レース直前の現地リポートからゴール後の模様までを網羅し、臨場感ある中継を届ける。

　福永氏は「今年のブリーダーズカップには、日本から8頭もの馬たちが挑戦します。大注目は歴代最強レベルとも言われるメンバーに挑むフォーエバーヤング。ケンタッキーダービー、昨年のブリーダーズカップの雪辱を晴らすべく、陣営の渾身の仕上げに注目です」とコメント。

　さらに「個人的に注目しているのがBCジュベナイルフィリーズターフに挑むスウィッチインラヴ。コントレイル産駒の初年度産駒からBCに挑戦する馬がでてくるとは思いもしませんでした。海外への挑戦を果たせなかった父の分まで頑張ってほしいですね」と語り、かつて主戦を務めた三冠馬コントレイルへの思いもにじませた。

　BCは、年に一度アメリカで開催される世界的な競馬の祭典。ダートと芝の両舞台で、2日間にわたり全14のG1レースが行われる。今回、日本からは計8頭が出走を予定。ABEMAでは、クラシックとマイルの生中継に加え、同日早朝に行われる「フィリー＆メアスプリント」「ターフスプリント」「スプリント」「ディスタフ」の4レースをハイライトで配信予定。