【エリザベス女王杯 展望】レガレイラが昨年5着のリベンジを期す ココナッツブラウンは直行ローテ

2025年11月9日 17:48

<エリザベス女王杯・1週前追い>併せで追い切るレガレイラ(右)(撮影・村上 大輔)

 今週はJRA秋のG1シリーズが再開する。3歳と古馬の統一女王決定戦「第50回エリザベス女王杯」(16日、京都芝2200メートル外回り)が行われる。

 昨年の有馬記念を制したG1・2勝馬レガレイラが堂々、主役を張る。秋の始動戦だった前走オールカマーは別定57キロを背負ってV。リズム重視で後方から運び、他馬をねじ伏せるように伸びて突き抜けた。牝馬戦線はもちろん、牡馬を含めても現役トップクラスの実力を誇示。断然人気に支持された昨年の当レースは勝負どころで窮屈になり、不完全燃焼の5着に終わっただけにリベンジに燃える。

 ココナッツブラウンは今年5月の錦Sを制してオープン入り。札幌重賞のクイーンS、前走札幌記念と連続2着に奮闘した。能力が高く、G1でも好勝負可能。滞在競馬を得意としているだけにレース当日の状態面が鍵になる。

 3歳勢ではエリカエクスプレスが秋華賞2着から参戦。ハナを切った前走はリードを広げて直線へ。残り100メートルで脚色が鈍ったものの、逃げ切ろうかという態勢で見せ場十分だった。1F延長でもリズム良く運べば楽しみ。パラディレーヌは秋華賞3着。大外枠の分、後方追走となったが直線はよく追い上げた。内回りから外回りに替わるのはいい方に出そうだ。

 昨年の桜花賞馬ステレンボッシュは近走が振るわないが、実績を考えれば軽くは扱えない。秋華賞(エンブロイダリー)、菊花賞(エネルジコ)、天皇賞・秋(マスカレードボール)とG1・3連勝中のルメールの手綱さばきにも注目したい。

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