【エリザベス女王杯】パラディレーヌ勢い十分 3歳キズナ産駒が“最上位”

2025年11月10日 05:30

エリザベス女王杯出走馬採点表

 過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」。今週は混戦ムード漂う「第50回エリザベス女王杯」を精査する。データが導き出した本命は3歳馬パラディレーヌ。3項目で満点を叩き出した秋華賞3着馬に本命を託す。

 【馬齢】
 4歳が【6・5・5・48】で勝率、連対率、複勝率全てでトップに立つ。近10年を超え、11年から毎年最低1頭は馬券に絡んでいる。次いで3歳【2・2・3・22】の数字がいい。5歳になると【2・3・1・57】でやや分が悪いか。6歳は【0・1・0・10】と狙いづらい。4歳が20点、3歳は15点、5歳は10点、6歳は5点とした。

 【ステップ】
 馬券に絡んだ30頭中28頭は重賞組。オープン特別組【0・1・1・20】は厳しい。重賞組のクラス内訳はG1組【1・2・5・18】、G2組【8・8・2・66】、G3組【1・0・1・16】。複勝率の高いG1組、好走頭数が多いG2組が20点、G3組は15点。オープン特別組は5点とした。

 【前走着順】
 前走好走馬を素直に信頼していい。1着は【2・2・2・35】、2着は【2・2・1・17】、3着は【3・1・4・17】で、前走4~9着で馬券に絡んだのは10頭。10着以下は勝ち星がなく、連対もわずか1回と結果を残せていない。前走1~3着が20点、同4~9着が15点、同2桁着順を5点とした。

 【血統】
 オルフェーヴル産駒が最多2勝。連対率も42%と高い。他には7頭出走で3頭が馬券に絡んでいるハーツクライ産駒や21年にワンツー決着を見たキズナ産駒が好成績。母父で見るとディープインパクトが2勝、キングカメハメハに4度の馬券絡みがある。オルフェーヴル、ハーツクライ、キズナ産駒を20点。母父ディープインパクト、母父キングカメハメハは15点。それ以外を10点とする。

 【騎手】
 牝馬戦は当たりの柔らかい外国人騎手にお任せ。近10年で8勝と抜群の成績。目下、3連勝中でもある。ルメールとC・デムーロは最多タイの2勝を挙げている。日本人騎手の注目は2連対の岩田康と松山。外国人騎手は20点、岩田康と松山が15点。その他の日本人騎手、未定は10点とする。

 【結論】
 85点を獲得したパラディレーヌを本命に推す。前走がG1出走で馬券絡み。3歳馬も悪くなく、21年ワンツーで高配当を演じたキズナ産駒と血統面の後押しもある。秋華賞3着激走の勢いそのままに初戴冠を狙う。(データ班)

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