【ジャパンC】外国馬カランダガンは木曜追い、ダリル助手は大國魂神社で「大吉」を引く!

2025年11月26日 13:15

<ジャパンカップ外国馬調教>東京競馬場のダートコースで調整するカランダガン(撮影・郡司 修)

 ジャパンC(30日、東京芝2400メートル)に東京競馬場で調整を続けるフランスのカランダガン(セン4=F・グラファール、父グレンイーグルス)は11月26日、馬場内国際厩舎内追馬場で軽く体を動かしてから、ダートコースを左回りでキャンター左回りで1周半した。帯同馬ルノマドを前に見る形で、リラックスして、バネの利いたストライドで周回した。

 調教にはグラファール師が視察し、芝コースを歩いて確認した。騎乗したジェレミー・ロベル助手は「とても良かった。レースに向けて少し緊張感を高めながら、前日(25日)よりも少し強めに走りました」と穏やかな表情。続けて「調教師は“久しぶりに見たけど、とても美しく、素晴らしい。動きもとても柔らかい”と話していました」と都合により早く引き揚げた指揮官の言葉を代弁した。今後は「木曜(27日)は芝コースに出る予定。持っている70~75%の力で走らせます」と本番舞台で最終追いを行う予定だ。

 所属するグラファール厩舎は、ダリズが今秋の凱旋門賞を制覇。2頭の比較の確信質問?が飛ぶと同助手は笑った。現在、ロンジンワールドベストレースホースランキングで「130」では単独首位に立つ。「その質問はよくされるんですよ。カランダガンは(現在同ランキング2位のオンブズマンを破って)チャンピオンズSを勝ちました。だからダリルより全然上!それが私たち共通の評価。カランダガンはいろんな距離に対応します。2000メートルも2400メートルもこなせますから」と胸を張った。

 来日後は吉兆の出来事もあった。同助手が24日に競馬場近くの大國魂神社(東京都府中市)でおみくじを引くと、第18番の「大吉」が出た!!くじを誇らしげそうに見せながら「カランダガンの勝利を願って引いたら、1回目でこれが出たんだ。大切に取っておくよ」とニコニコ顔で結んだ。愛馬も順風満帆なら、陣営の運気も急上昇。05年アルカセット以来、20年ぶりの外国馬Vの可能性が日増しに高まってきた。

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