【英・QE2世ジュビリーS】サトノレーヴ 2年連続2着惜敗 名手ムーア絶妙リードも一歩届かず…
2026年6月22日 05:10 英国王室が主催する伝統の開催ロイヤルアスコットは20日、首都ロンドン近郊のアスコット競馬場で最終日(5日目)を迎え、3R・クイーンエリザベス2世ジュビリーSに出走したサトノレーヴ(牡7=堀)は2年連続2着。昨年は半馬身差、今年は鼻差で涙をのんだ。もう一頭の日本馬ルガル(牡6=杉山晴)は8着。日本調教馬のロイヤルアスコット初勝利はならなかった。地元の名門ハガス厩舎の8番人気アルメラク(牡4)が初コンビのマーカンドを背に重賞初参戦でG1制覇。良馬場で勝ち時計は1分11秒82だった。
ほぼ同時にゴールに飛び込んだ上位2頭は100分の1秒単位でもタイム差がない際どい争い。1分半ほどの写真判定の末、明暗がくっきり分かれ、サトノレーヴはほんの少し英G1のタイトルに手が届かなかった。18番枠(10番枠パワフルグローリーが出走を取り消して実質17番枠)から五分のタイミングでゲートを飛び出し、道中もまれるシーンはなく馬群の外でスムーズに追走。内の先行勢を見ながら手応えは十分あった。ラスト2F、ムーアが激しいアクションで鼓舞するとエンジン全開。1番人気に推されたオーストラリアのスプリント女王ジョリースターをゴール前の追い比べでぎりぎり捉えたが、その内側にもう一頭いた。
開催5日間で7勝し、13度目のロイヤルアスコットリーディングジョッキーに輝いたムーアは表彰式で「勝つ時は素晴らしいし、負ければ悔しい。今日はいくつか写真判定で負けたけど、そういうこともある。とにかく諦めず、一日一日を大切にし、前を向いて次に向かっていかねばならない」と相棒をねぎらった。
今春は高松宮記念で連覇を成し遂げ、香港の前走チェアマンズスプリントプライズは世界ランク1位の現役最強スプリンター、カーインライジングに離されながらも2年連続2着。今や欧州でも注目される存在で昨年は1番人気、この日は2番人気でアスコットに確かな足跡を残した。胸を張っていい銀メダル。この経験はきっと糧になる。今後はジュライC(7月11日、ニューマーケット芝直線1200メートル)、モーリスドゲスト賞(8月9日、ドーヴィル芝直線1300メートル)に登録済み。帰国か、英国で続戦か、それともフランス転戦か動向が注目される。
▼8着ルガル(鮫島駿) ゲートの中でピリピリしたところがあった割にはいいスタートを切れました。日本の競馬だったらもう少し前めのポジションから押し切るのがこの馬のスタイルだけど勾配がきつい分、前半から行き過ぎたら止まるし、脚をためながら運びました。目の前に1番人気ジョリースターがいたので、それを見ながら。並び切るところまではいかなかったけど一瞬、勝てるんじゃないかと思うくらい頑張ってくれました。
