【福島新馬戦】ラッキースパークル、偉大な母の背中追う!松永幹師も評価「能力、脚力ある」
2026年6月23日 05:30 中央競馬は本格的な夏競馬シーズンに突入。今週末に福島、小倉開催が同時に開幕する。注目の2歳馬を紹介する「Road to 2027」は日曜福島5R(芝1800メートル)でデビューする東西の素質馬をピックアップ。栗東のラッキースパークル(牡=松永幹)は19、20年のエリザベス女王杯を連覇するなどG1・4勝を挙げたラッキーライラックを母に持つ。厩舎ゆかりの血統が待望の初陣を迎える。美浦からは好調・田中博厩舎がレッジェランツァ(牡)を送り込む。
きらめく黒鹿毛の馬体に夢が詰まっている。福島で初陣のラッキースパークル(牡=松永幹、父エピファネイア)は名牝ラッキーライラックの子だ。G1・4勝を挙げた母は21年から繁殖入り。22年生まれの初年度産駒の牝馬は競走馬になれず、翌年は不受胎。24年に生を受けたスパークルが念願のデビューを迎える。
母も管理した松永幹師は「お母さんはめちゃくちゃいい馬だった。スタイル抜群、バランスのいい馬で、初めて牧場で見た1歳の時に、いかにも走る馬という雰囲気があった」と当時を振り返る。その“長男坊”の馬体重は約480キロで、デビュー当初の母と変わらない立派な馬格。「似たところはあるし、雰囲気はいい。いいものを持っている。調教も結構やっているのにへこたれない。能力、脚力はある」と評価する。
素質の高さの一方で、口向き、操縦性に課題があるというが、心強い介添人がいる。母も担当した腕利き丸内助手は「今年入厩してくることは分かっていたので、どんな癖があっても対応できるよう準備はしてきた」と万全の態勢で迎え入れた。調教の形を工夫しながら改善を進め、「今のところは順調にきている」とうなずく。おっとりとした性格でも「自分をしっかり持っている」のは母譲り。「素質は言うことがない。走るフォーム、体幹の強さ、反応の速さ。期待の高さに負けないものを持っている」と目尻を下げる。
同助手は2年前にも福島開幕週の芝9Fの新馬戦をデルアヴァーで勝利。「当時もラジオNIKKEI賞にログラールが出走して一緒に輸送できた。今年もバドリナートがいる。オールマイティーな馬になると思うし、小回りも心配していない」と力強い。松永幹師も「いい競馬をしてくれると思うし、してもらわないとね。楽しみ」と穏やかな笑みを浮かべた。華々しい戦歴を誇った母の背中を追いかけ、輝かしい未来をつかみとる戦いが、みちのくから始まる。
