新潟記念Vから有馬V「ブラストワンピースの道」を歩むのは…
2026年8月28日 05:28 【競馬人生劇場・平松さとし】今週末、新潟競馬場では新潟記念(G3)が行われる。
2018年、このレースを制したのがブラストワンピース(美浦・大竹正博厩舎)だ。
ブラストワンピースは前年の11月19日、東京競馬場でデビュー。2歳新馬戦を快勝すると、年明けにゆりかもめ賞、毎日杯(G3)を連勝し、3戦3勝で日本ダービー(G1)へ駒を進めた。
しかし、競馬の祭典で連勝をさらに伸ばすことはできなかった。勝ったワグネリアンから0秒2差の5着。初めての黒星を喫した。
そのダービー後の初戦として陣営が選んだのが、冒頭で記した新潟記念だった。ダービーで善戦した馬が、同じ年の新潟記念で古馬相手のG3に出走する。当時は大きな話題となったが、大竹師には明確な考えがあった。
「秋に菊花賞へ向かおうと思えば、セントライト記念や神戸新聞杯が既定路線なのでしょうが、その後のレース間隔や、3歳で軽ハンデになることを考慮すれば、新潟記念を使うことは何もおかしくないと思いました」
実際、54キロという軽ハンデにも恵まれ、ブラストワンピースは単勝1・8倍の圧倒的1番人気に応えて快勝した。大竹師の算段に狂いはなかったというわけだ。
「この年は夏が猛暑になったので、そこだけは心配でしたけど、結果的にノーステッキで強い勝ち方をしてくれたのでホッとしました」
その後、菊花賞(G1)では4着に敗れたものの、続く有馬記念(G1)ではレイデオロやシュヴァルグランといった強豪古馬を撃破。3歳にしてグランプリホースの座を射止めた。
新潟記念から菊花賞、そして有馬記念へ。秋の大一番に向けて、ゆったりと間隔を取りながら大舞台を目指した臨戦過程が、その後の飛躍につながった。今年はゾロアストロとG1馬ロデオドライブが3歳の身ながらここに登録している。果たしてどんな結果が待っているだろう。(フリーライター)
