逸材イダテン始動へ/共同通信杯

2008年2月5日 06:00

 クラシックの登竜門「共同通信杯」(10日、東京)で昨年12月のラジオNIKKEI杯2歳S1、2着馬サブジェクト、サダムイダテンがそろって始動する。中でも、出遅れながら首差に詰め寄ったイダテンはクラシック級の逸材だ。
 栗東全休日の4日、サダムイダテンは自馬房で休養。担当の清水助手は馬房の中へ頼もしげな視線を送ると、前走を振り返った。「ゲートの中でチャカつくところがあり、前回は一番嫌なタイミングでゲートが開いた。仕方ない結果だが、あらためて強さも感じた」。ラジオNIKKEI杯2歳Sでは発馬で後手を踏んで道中最後方も、直線では追い込みづらい重馬場を大外から猛追した。中間は入念なゲート練習。「相手より、自分との闘い。ゲートを出てうまく流れに乗れるかだね。追い切りでの伸びとかフットワークは凄い。掛かるところがなく、レース自体は上手だから」とフォーティナイナーの大物産駒に期待を寄せていた。

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