【スプリングS】ローズキングダム伸び切れず3着
2010年3月22日 06:00 2歳王者ローズキングダムは4戦目で初めて敗北を味わった。直線はメンバー最速タイとなる3F34秒9の脚で前に迫ったが、最後は2着ゲシュタルトと同じ脚色となり3着。橋口師は「難しいなあ。勝ち続けるというのは」と失望の色を隠さなかった。
好スタートから道中は中団の内を追走。しかし、勝負どころで楽に上がっていった朝日杯FS時とは行きっぷりが違った。小牧は「ソツなく乗ったつもりだが、見ての通りスッと動かなかった」と首をかしげた。
この日の中山芝は8Rまでやや重。師は「瞬発力が生きる馬場の方がいい」と湿り気が残った馬場を敗因の1つに挙げたが、皐月賞も時計のかかる馬場となる可能性は高い。本番での巻き返しはあるのか。小牧が「これで変わってくるんじゃないかな」と話せば、師も「差されての3着じゃないからね」と前を向いたが、両者のトーンは確信とまではいかなかった。