【日経新春杯】メイショウクオリア“怒り”の中９日
2012年1月13日 06:00
【東西ドキュメント・栗東＝１２日】１２日午前４時４８分、マスコミ関係者の宿泊施設「愛駿寮」に館内放送が響いた。「本日、雪のため調教時間を１０時からに変更します」外は道路以外雪化粧で間断なく降り続く。３時間繰り下げのいわゆる“午後追い”だ。井上は太陽も顔を出すすがすがしい空気の中を調教スタンドへ。日経新春杯の伏兵メイショウクオリアが気になる。
西橋師は「万葉からの中９日は予定の行動じゃないよ。あんな競馬だったから」と。“あんな競馬”とは道中、落馬した馬の影響で下がりリズムを崩したことを指す。９着。「上がって来て水おけにひと口しか付けんかった。全然ダメージない」
０８年京都新聞杯を制したがその後１勝だけで１４連敗中。「負け続けてるのにハンデ減らんね。今回は相手も強いし」と控えめだが前向きコメントも忘れない。「前走は少し太かっただけ。２走前の中山への輸送で減りすぎてた。京都外回りの３角坂の下りを利してどこまで粘れるかな。舞台はいい」と。３着でも３連単好配の使者になる。
