【京成杯】アドマイヤブルー置き去り50秒8

2012年1月13日 06:00

<京成杯>重い坂路馬場を軽快に駆け抜けたアドマイヤブルー

 「あの時間帯の坂路は時計がでてたからね」

 アドマイヤブルーの坂路50秒8の猛烈タイムに橋田師はあえて興味を示さず受け流そうとした。正確にいうなら開門直後だけ確かに好タイムがでたが、馬場がぬかるんだ状態とあって、その後は軒並み時計がかかっている。併せ馬でスズカチャンプ(3歳未勝利)を3馬身以上もブッち切った反応も含めて、この日の坂路ではアドマイヤブルーが文句なくベストパフォーマンスだった。

 「しっかり追うよう指示していたし、いい動きだった。もともと、速い時計がでる馬じゃなかったのに、時計もでたからね」と、ここでやっと少しだけ好タイムに満足そうにした指揮官。

 「力まないところが一番。勝負根性もある。クラシックを意識しているので二千メートル未満は使わない方針」と言葉の端々に期待度が見え隠れする。無傷3連勝の重賞獲りを脳裏に描けるだけの器だ。

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2012年1月13日のニュース